2005年11月20日 シダクラ沢→栃寄沢下降(奥多摩)

メンバー:単独
装備:エイトカン
参考ガイド:東京周辺の沢

11月中旬に入り急に冷え込んできて、沢登りも億劫になるがせっかくの晴天なので、沢屋としては、もうひと頑張り。
濡れない、簡単をコンセプトとして奥多摩シダクラ沢を選択。せっかく栃木から出向くので沢で下降したいと考え、
ガイドには全く取り上げられない栃寄沢を下る事にした。

3:37自宅発→4:35 R16号→6:20奥多摩→6:34栃寄沢御前山登山口着
6:55出発→7:35シダクラ沢出合、7:50シダクラ沢遡行開始→9:25二俣、10:05同発
10:50稜線着→11:30御前山山頂→11:50栃寄沢下降開始→13:00登山道合流→
13:30栃寄沢御前山登山口着
13:45奥多摩発→(R16、県道3号)17:35自宅着

シダクラ沢出合付近は車を停められる所は無さそう。JR奥多摩駅入り口を通過し、最初のトンネル(橋詰トンネル)
を過ぎてすぐの道を左折(体験の森と書かれた看板アリ)、アスファルト道路を車で登っていくと、御前山登山口。
さらに車で進むと30台以上駐車可能な登山者用駐車場がある。ただここから同じ道を歩いて下って、
シダクラ沢に出るのはカッタルイと考え、先ほど見た御前山登山口手前のスペースに駐車する。
 そそくさと準備をして車で登ってきた道を歩いて下る。"境橋"を渡った先の
白髭トンネルを歩いて渡るのはなんともイヤなので、トンネル上を走る町道を進む。
この道を進むと立派なシダクラ橋に出る。シダクラ橋から多摩川を覗き込むと。
シダクラ沢出合に、大岩がゴロゴロ転がっている。なんと、江戸時代(?)に襲った洪水でシダクラ沢から大岩が
転がってきたとか。。。
 
 さて、シダクラ沢遡行であるが、シダクラ橋を渡ってすぐ沢に向かって踏み跡がありそれを下る事15秒でOK!、
せっかくなので、一旦多摩川出合まで下って登り返すことにする。
シダクラ沢初っ端の4m滝は直登を考えるなら完全シャワーで渋い感じ。しかし、ここは初級者コース右から小さく
巻ける。普通〜〜の様相をテクテク歩いていくとチョイトした釜を有した4m滝。腰まで浸かれば瀑心突破が可能。
しかしここは11月。何とか頑張って膝下を濡らす程度で瀑心に到着。そのすぐ左を直登。。。
 しかし、この滝もそんなに頑張る必要も無く、頑張りたくない人は左から簡単に巻ける。
この滝を越えると取水口。
 この先何処からでも越えられる4m2条滝を中央から突破すると、6mほどの滝。これがこの沢の核心と紹介されて
いる6m 2段滝だろうか。2段という感じでもない。チョット手前の倒木がうるさく残念。この滝は"3級で滑っていて
見た目より悪い"というような事がガイドに書かれているが、やっぱりそんなに難しくは無い。
いくつか小滝を越え、大岩横を落ちる5m滝を越えれば(1:1)の二俣。まだ9時半前なので休憩がてら焚き火を起こす。
二俣

二俣ガイドの通りに右に入る5m滝を左から越えると、急に水は無くなる。このまま窪を進んでも良いが、
左の小尾根に登りそのまま詰めていくと、稜線登山道に出た。それにしてもやたらに幅広い登山道だ!
車が走れる位の幅がある。さすが東京!

このまま惣岳山を越え、御前山に出る、栃木在住の私も聞いた事のある山。登山者に記念写真を撮ってもらい、
栃寄沢下降点になる御前山非難小屋に向かう。この非難小屋はとても綺麗。水場もある。地図をみると確かに
この小屋正面の窪を下れば良いのだが、トイレもあるし、ヤブヤブっぽいので、登山道をさらに1分ほど下った
隣の窪から下降開始。

水が全く流れていないただの窪を下っていく。10分ほど下ると非難小屋からの窪と合流。
その先にいきなり6m涸滝。クライムダウンもムリなのでいきなり懸垂下降。
 結局、これが最初で最後の懸垂下降だった。水もようやく流れてくるが、また伏流になってしまう。
さすが、どんなガイド本にも紹介されていないだけある。遡行価値は皆無に近い。
まぁ下降にさしたる難所も無いのが救いだ。下降を開始して1時間チョットで、左岸から来る登山道と合流。
ここが栃寄沢の大滝見物用の駐車スペースになっている様だ。栃寄沢の大滝は40mはあり、見た感じ直登は
不可能。残念ながら"一見の価値はある"とは言いがたい。。。
 このまま登山道を下る事30分。車を停めていた所に到着した。


P.S:シダクラ沢は滝はすべて巻けるし、詰めも短かい為、初級者、初心者にオススメ。
   ”奥多摩ハイキングバリエーション”と名を打ってギャルを誘い出そう!(笑)
                          ただ、下降は一般道で。。。 


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