2006年4月1日 奥多摩 小坂志川ウルシヶ谷沢→小坂志川本流
                                            (小坂志川本流編)
メンバー:単独
装備:ザイル8mm×30m
参考ガイド:東京周辺の沢

(ウルシヶ谷編から)
手の怪我を理由に急遽決めた小坂志川本流、遡行図を見るからには、今ひとつな感じだが沢屋として良い機会なので押さえておく。。。

11:30小坂志川林道ゲートから遡行開始→11:55キットウ谷沢出合→12:50 (1:1)二俣→13:55稜線
→14:05本流左俣へ下降開始→14:35 (1:1)二俣→15:50林道ゲート着
16:20同発→(一般道)21:00自宅着

左手にテーピングを巻いて出発。2m以下の小滝も現れず、沢歩きといった感じ。ただ、奥多摩の沢に多い倒木も
無く、まだ新緑前で日の光も沢に差し込み、随所に"キレイ!"と思わせる所がある。ガイドに書かれている通り
『箱庭』という印象だ、しばらく進むと奥秩父の沢のような大釜をもつ3m滝。泳いで取り付くのも良いが、
ここは左壁をへつる。

トウノ木沢、キットウ沢出合を超え、ミニゴルジュに入るが、腰まで水につかる覚悟があれば、問題無し。

"この沢、オーケストラのメンバーを連れて行っても問題無さそう!"

確かに、山を知らない人でも、中級レベルの経験者がいれば、チョイトしたアスレチック気分を味わえて楽しんで
くれそうだ!

 2級レベルの小滝が2,3現れ、スタートから1時間半歩き続けると(1:1)二俣に出る。いかにも二俣という感じ
なので、間違う人はいないだろう。ちょっと整地すれば、良いテン場になりそうな所もある。
こんな感じの小滝です

この二俣をガイドの示す通り右俣にはいる。5分も進むと、この沢の核心となる6mトイ状滝
全くの初心者でどうしてもムリというのであれば右から巻ける。直登は3級レベル。
 この次の多段6mは快適なナメ滝で2級レベル。さらに進むと、左岸が杉の植林地に
なっており、そこから落としたであろう50cmくらいの切り株が所々に落ちている
これに直撃されたら一溜まりもないので、木を切っている音がしていたら逃げ場も無いので要注意。
3m滝を越えれば安心なので、ここまでの通過が核心となるだろう。その3m滝はガイドには右岸を巻くように
書かれているが、水流右を容易に直登できる。
 も
う、あとは本流と思われる所を忠実に詰め上がるのみだが、下降路を左俣にとろうと思っていたので、
ある程度進んで左の沢筋に入る。もちろん水は流れておらず。枯葉が堆積した所を足を滑らせながら
登っていく感じだ。薮こぎ無しで詰め上がると、右俣と左俣を分ける尾根に出た。

一応尾根を上がってみると1、2分で連行峰より若干和田峠側の登山道に到着。
少し、この登山道を和田峠方向に歩き左俣へ下降を開始。チョト急だがザイルを出すほどでもない。
左俣の下降だが、一つの滝も無く先ほど出た(1:1)の二俣に出てしまう。下降を続けると途中で釣り人に出会う。
10cm弱のヤマメがいるそうだ。下降もザイルの必要は無く、初心者でも長めのシュリンゲを使えば
クライムダウンも問題ないだろう。

手の怪我が無かったら来なかったであろうこの沢。得をした感じだった。

P.S:中級者であれば何の道具も必要ないかも。初心者の女性を連れて行くにはこんな沢
   がお勧めです。まぁトイレ無いけど(笑)

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