2000年8月11〜13日 飯豊連峰縦走

単独、アプローチ:CB1000SF

前夜移動:晴れ、曇り
15:25会社発→(矢板IC〜福島飯坂IC、R13)→18:20米沢駅→19:30小国駅前ホテルいずみ着

バイクに荷物を積んだ状態で出勤したので、仕事を切り上げ一気に出発。前日まで毎日の様に続いて
いた夕立も今日は無いようだ。高速の渋滞もなく、いいペースで福島飯坂まで出る。ここから米沢までは
思ったより距離があった。

米沢のビジネスホテルで宿泊する予定だったが、JR米沢駅前のコンビニで電話帳で調べたら小国にも
ビジネスホテルがあったので早速TEL。部屋は空いていたので、すぐ予約、もう日は暮れていたが、
小国に向け出発。小国まで行けば次の日の登りは楽だ。
 小国駅前には2件ほどのビジネスホテルあり。8時までやっているスーパーもあった
飯はいくつか料理屋があり、10時近くまでやっている。携帯もつながる。(Vodafone)
泊ったホテル泉は昔のビジネスホテルといった感じ。こんなもんかな。夜、酒を飲んで寝たら"バイクが倒れてる"
との電話でたたき起こされてしまった。おかみさんとバイクを起こしたが、直後にすごく体がだるく、
心臓が止まったのか!と思ってしまった。布団に倒れこんで落ち着いた。一安心。


2日目(晴れ)
5:10ホテルいずみ発→5:40飯豊山荘着、6:10飯豊山荘登山口登山開始(丸森尾根)→
7:35水場→8:02同発→10:07地神北峰(稜線)合流着、10:15同発→
10:28地神山(1850m)着→11:00扇ノ地神(梶川尾根合流ポイント)着、11:30同発→
12:05門内小屋→12:10門内岳(1887m)、12:25同発→13:21北股岳(2025m)着、
13:35同発→梅花皮(カイラギ)小屋着(テント泊)

朝起きて,TVで天気予報を確認しようとしたが4時台ではやっていない。しかたなく歯を磨きに
行ったら、内カギを誤って締めてしまった!カウンターに合鍵が無いか調べに行ったら、ナントあった!
おぉ!ラッキー過ぎる!!!

 R113から飯豊山荘までは結構距離があった。途中、村があったが何して生活しているんだろう?
飯豊山荘には寄らなかったがトイレはありそう。


飯豊山荘登山口駐車場は無料で車が100台は止められる。水は登山口の沢で拾う。登山カード受けつけで、
おじさんがから、今シーズンは5人ヘリで運ばれたと聞く。

 丸森尾根は最前線の駐車場から飯豊山荘側に50m程戻ったところから突き上げている。最初が急登。
高い木々は少なく尾根も細いのでわりと明るい尾根道で、所々でバイクで走ってきた道が見れる。
水場は1時間半ほど歩いたところにあり。看板があり登山道からすぐ。これを過ぎると雪渓を頼るしかない。

丸森峰を過ぎると休にくま笹の草原地帯になり、テント場(ビバーク用)もあった(水は雪渓)。
ここからは気持ちのよい登山道だ。左に見える文覚沢は沢登り出来そう!地神北峰は目印の木が1本立っている
だけ。飯豊の尾根は急峻だが、飯豊の稜線は地元の人に言わせると"たおやか"だそうで、非常に緩やかな印象。
断崖とかは無い。

途中"扇の地神"という所で28歳の宮川さんという方と息投合、なんと9月下旬の登山を御一緒させていただく事になった。
 
 門内小屋は築年数が経っていて、トイレもドアが空けっぱなし。期間限定で管理人はいたが今一つ泊る気には
なれない。テント場は風が当たらないようなポイントにある。水は雪渓から取るしかないようだ。
 門内岳は祠がある360度の展望。ここから北股岳がそびえるが思ったほどきつい登りではなかった。
 北股岳山頂は広く360度の展望だが、雲が多かった。
北股岳から梅花皮小屋と烏帽子岳

ここから梅花皮小屋は下り15分。99年新築したばかりで凄くきれい。なぜかトイレも水洗。テントは15張りくらい500円。
水は小屋から南側、歩いて1分。西斜面にパイプで引かれている。すごく冷たい。
隣のテントでカップルの女の子がガスカートリッジの取りつけミスで火炎をのぼらせ、ボンベ
を爆発させてしまった。幸いケガは無かったが、すごいしょんぼりしていた。


3日目(晴れのち曇り)
3:50起床、5:20梅花皮小屋発→6:05烏帽子岳(2018m)着、6:15同発→
7:40御西小屋着、8:05同発→9:05飯豊山(2105m)着、9:30同発(ダイクラ尾根下山開始)
→千本峰11:40→12:10休場の峰→13:25吊橋(ダイクラ尾根基点)→14:10駐車場。
15:27飯豊温泉発、17:00米沢→(福島飯坂IC〜那須IC)20:07自宅着

朝起きると東の石転び沢は雲海で埋まっていた。西はガスも無く晴れ渡る。三脚を忘れて
しまったので写真は諦め食事を取っていると、もうガスが上がってきた。烏帽子岳までは展望
がひろがり新潟の街と日本海が望める、思ったよりも新潟は近かった。このあたりは携帯はつながらない。
烏帽子岳

途中"天狗の庭"と言うところがあるらしいが、雪渓のせいかどこかまったくわからない。
御西小屋もこの時期管理人がいて1泊素泊まり2000円らしい。テントは周辺に20張りは張れるだろう。
水は南斜面、雪渓脇にあるいて5分くらいのところにあるらしい。確認はしなかったが、非常においしいとの事だ。

ここから先はガスって来てしまい。もうその後2度と展望は拝めなかった。御西小屋から飯豊本峰は以外と近い。
記念写真だけとる。ダイクラ尾根は山頂から北にまっすぐ伸びる。踏み後はあるが最初はモレーン等足場は悪い。
途中3,4回登りもあった。水場は3/2下ったところにあるが涸れていてかなり下らないとダメそう。(未確認)
道が荒れているためスピードが出せない。尾根の基点吊橋まで、コースタイム4時間20分のところを3時間55分
かかった。
吊橋を渡り、少し歩くと工事用車道歩きになりゴールになる。

 温泉は飯豊山荘でも入れる様だが、少し下がって川の反対側の大きな宿でも500円で
入浴できる。

P.S:この1ヶ月半後に宮川さんと剣岳 源次郎尾根に一緒に行くことになる。(別記)
   天気に恵まれなかったが思い出に残る山行となった。


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