2000年10月8日 日光 柳沢川本流右俣→左俣(下降)


薄曇り 単独 グレード:2級上?
装備、ザイル8mm×20m、(これでは足りない)
服装:海パン、半袖Tシャツで歩ける程の気温

AM3:35自宅発→AM5:10赤沼駐車場
5:15赤沼駐車場発(自転車)→6:25入渓点6:35出発→7:30赤岩滝→10,05稜線コル→
10:35稜線最低鞍部発(左股下降点)→13:45右股/左股合流点→14:35入渓点着→
(自転車、西ノ湖経由)赤沼15:15着。

赤沼から柳沢林道を通るバスの始発は、土日は4:00、4:30が小田代原まで、千手ガ原行きは5:30となる。

今回はCR-Xに自転車を積んで行く。柳沢林道は弓張峠までは緩い登りでそこからは西ノ湖入り口バス停まで
一気に降る。

 西ノ湖バス停から入渓点は、橋をわたり右手の小田代原行きの登山道を過ぎ、100mくらい行くと工事用道路が
右手に延びており、ここをひたすら進む。
途中崖崩れの跡もあり自転車を押して行くところもある。西ノ湖バス停から入渓点までは40分程歩く距離なので
自転車で行くと結構時間短縮になった。道が無くなると見えてくる2段の砂防ダム下が入渓点。川の右岸にはテントが張れる。
ここから赤岩滝まではルートを示す赤マークがあるが、2段の砂防ダムを越えたところから川原をあるいてもいい。
幅広の川原にはナメも一部ある。3、40分ほど歩くと、赤岩沢への分岐があり、赤岩滝を見に行く。
分岐から7,8分も歩けば大滝をみれる。
日光に多くの滝はあるが、この滝は一番スゴイ!是非見に行ってください。

写真をとり本流に戻る、土壁とガレのゴルジュは特に問題のある所はなく、これを過ぎると二股に出る。
右股のナメをしばらく進むと美瀑の連続になる。今回最も美しいところだ。
3段スダレ状美瀑を過ぎると、
3段スダレ状滝

沢が水流(1:1)で別れるがここは右に行く。
ここを少し登ると水が急に消え、3つくらい沢形が別れるが右寄りの沢形に入る。50mほど進むと廻りが開ける。
”たんこぶ”が幾つも付いたようなガレを左に見ながら沢筋を進むと再び水が流れる。数分歩くと二股にでる。
右股に若干の水が流れていた(左股は無し)。

これを右に進むと錫ガ岳山頂近くに出るがコメツガの密藪で大変らしいので左股を進む。熊の足跡をみて
ビビッタが、薮は薄く、歩きやすい。
10分も歩くと稜線だ!

ここの稜線は道は不明瞭、ただ赤マークが木に数多く設けて有るので不安になる事は無い。
眺めもあまりないピークらしくないピークを越えると50mほど降る。降りきったところを左を見ると、大きな木の下に
テントが1幕程張れるほどの土が見えているところがあり、
ここが柳沢側左股への下降点になる。稜線上ルートには、錫ガ岳へ向かう方向に(進行方向逆)"水"の案内
が赤マークと一緒に木に打ってある。

笹薮を降るとガレになり岩溝を降って行くと水が流れる。下りは特に難しいところは無いが、2個所、懸垂下降を
要するところがありザイルは必携。

最初の数段15mトイ状の滝では滝上部に大きな倒木にハーケンが打ってあり、残置シュリンゲがあったが、
ここから、8mm×20mでは長さがまったく足りない。仕方なく、左岸に這い上がり、(ここも簡単には上がれなかったが)
木にザイルをかけ懸垂を試みた。ここでもザイルが2m足らず、下まで折りられなかったが、
ラッキーにも途中のテラスにはザイルが届き、ここから滝下に降りられた。ちなみに右岸にも木から
残置シュリンゲがかかっていた。ちなみにこの滝を登る時は、手前70mくらいのところから左岸の
草付から高巻きルートが見られた。この後はナメが続き、登った時の二股に合流。
予定時間より早く戻れた。


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