2001年7月1日 裏妙義入山川北烏帽子沢

メンバー:単独 
ザイル10mm×50m


アプローチ:CB1000SF
4:00 自宅発(CB1000SFで下道)→6:30:裏妙義"あかしあ"食堂駐車場着、
6:55入渓→9:00ルンゼ入り口→9:15 7m大CS滝→9:40ルンゼ高巻き失敗(滑落)
10:30 撤退→11:25二俣→12:15入渓点

1週間前にバイクで北烏帽子沢に向かったが、雨で断念。ただのツーリングになってしまった。
今日は天気がいいのでリベンジとなる。

18号をバイパスの方に入って少し進むと左側に"あかしあ"という食堂があるのでそこにバイクを停める。
駐車場は広い。北烏帽子沢はここから川を渡ったところにある。出合の7m滝は右側を直登。全体的に暗い沢。
堰堤を2つ越えると二股になるがこれを右に進む。6m滝は右側の階段状になった部分を直登。さらに進むと
水量1:1で二俣に分かれるがこれを右に進む。すぐに20mのナメ滝が現れる。これも簡単に直登可能。
中級とは聞いたものの、難しい所はなく快調。左岸に大きな石峰が見えてくる。思ったより速いペースだ。 

更に進むと深いルンゼ状になる。50mくらい進むと、直径2mくらいの石が3段にはさまるCS滝が行く手を阻む。
ガイドをみると空荷で一人がチョックストーンの間に這い出すと書いてあったが、適当なホールドもなく
一番下の岩にも這い上がれそうも無かった。直登を諦め、高巻きルートを探すと左岸に一筋のクラックを発見。
5,6mは上がれそうだが、その先はちょっと様子が分かりずらい。とりあえず少し登ってみると、岩は脆く
ボロボロと崩れてくる。ただ、クラックには残置ハーケンが打ち込まれており、高巻きルートである事は間違いない。
慎重に一歩一歩のぼって7mくらい登った所でお助け紐を発見。これを使って上がろうとした瞬間。

滑落!!!

45度くらいの斜面を落ちる。下のほうは傾斜が30度くらいになるのだが、そこでも停止しない。
この間に体の向きを右岸側に180度回転させ、ルンゼ溝への着地姿勢をとる。スピードがかなり出ているので、
右岸側の壁に体を叩き付けられそうになるのを想定し、両手を壁に突き当てる姿勢でルンゼに突入!
両手で壁を抑えつけて止まった!!! 完璧な着地! 両足の着地点もナメ状になっていたのが幸いして
足をくじく事もなく助かった。
滑落ポイント(CS滝)

左手はシュリンゲを握ったまま。。。見るとハーケンがその先に丸まる付いており、ハーケンが抜けたのが判った。
両腕が泥だらけだったので川であらうとひどい擦り傷。血がにじんでた。。。でも出血というほどのものではなく、
本当に奇跡。。。

左岸が駄目なら右岸という事でtryしてみたがこちらも駄目そう。さらに50mほど下ったところに左岸からくるナメ滝
も岩がもろくて登れそうもなかった。
もっと下って左岸を大高巻きもTRYしたがやはりだめで、結局、
沢登り初の敗退になってしまった。

一応50mザイルを持って来たので、沢の下降で役に立った。


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