2001年7/27 谷川山系 魚野川仙ノ倉沢西ゼン

天候:晴 単独 グレード3級

アプローチ
15:45 HGT発→(R119)18:20尾瀬岩鞍入り口通過、
19:00沼田IC。20:10 登山口着

越後湯沢ICから土樽に向かう道にコンビニは一個所だけ。JR土樽は寂しい駅で簡易トイレくらいしかない。
携帯(Vodafone)はここまでなら繋がる。魚野川仙ノ倉谷沿いの林道はCR-XでもOK。ゲート手前に7,8台は
駐車可能なスペースあり。今日はここで寝る事にした。

4:15起床、4:50出発→5:50ダイコンオロシの沢着→6:10入渓→7:05東ゼン出合着(東ゼン下見)、
7:50西ゼンに進む→8:30第1スラブ最上部4m滝下→10:45第2スラブ突破→11:20ヤブ漕ぎ開始
12:05稜線登山道→12:40平標山山頂着、13:00下山開始→15:00ダイコンオロシの沢着→16:25駐車場着

4時過ぎ出発。ゲートからダイコンオロシ沢出合までの道は、1/25000の地図と川の渡渉点が違っていた。
山渓の地図の方が正確。 

結局、出合までに2回渡渉した、増水時は通常の登山靴ではかなり困難。また道も荒れ気味で歩きにくい。
(2002年には崩壊により多少ルートが変更されている。東ゼンの記録を参照してください)

ダイコンオロシ沢出合はテント一張りならいいスペースがある。遭難碑を兼ねたケルンがあるので間違わないだろう。
遭難碑を見ると西ゼンで遭難したらしい。

  "やめてよ!これから行くのに。。。"

ここで入渓準備にかかる。ここからはしばらく平凡な様相が続く。"イイ沢"を明記した岩があり、
このあたりからナメが始まる。西ゼンの第一スラブに日が当り輝いて見えた。イイ沢過ぎ10分も行けば東ゼンとの分岐。
奥に東ゼンの60m大滝が見える。

時間も早いので、東ゼンのと中ゼンが合流する所まで東ゼンを遡上。結局戻る時にザイルを使用。
ただし、ザイルをかける木が無く、東ゼンの下降は困難だ。

西ゼン入り口の大きな釜をもった25m滝は右岸を登る。2,3滝があったが難なく突破、第一スラブに出る。
登れるルートはいくらでもあるが右側の乾いた部分を登る。ただし水流際はヌルヌルだ。第一スラブ上部、
傾斜が緩くなってきた所で、水流に向かってトラバース気味に歩き、第一スラブ最上部にある4m滝下で休憩。
あやまってポカリのペットボトルを落としたら、ナメを20mほど落ちていった。(もちろん救出しにいく)

第一スラブ最上部にある4m滝は直登も可能だが、最近滑落ぎみなので小さく高巻く。さらに進むと雪渓が
高さ10mくらいのアーチ状になっていた、今にも落ちそうだが高巻くのは面倒なので走ってくぐる。

第二スラブの入り口は15m 2段滝で始まる。特に難しい所は無い。ちょうどこの頃天気が回復し日が差した。
沢登りチョー人気ルートだけあってものすごく美しい。今日は平日で誰もいないし、この美しさを1人占めだ!
第二スラブ
第二スラブは岩が乾いていれば特に問題無いが、濡れているとフリクションが利かない。案の定、調子にのってたら
5mほど滑り落ちてしまった!本当に止まらないです。
結局着地に失敗し、右足首捻挫。。。なんとか歩けたのでホッとする。。。
第二スラブは水流の右側を登り、途中、中央の岡みたいな所、(残置シュリンゲあり)を突破、
第二スラブ最上部の滝は、水流を右岸側にトラバースし、右岸の壁にそって突破する。
第2スラブ上から

第二スラブを越えると源頭部の様相に一変する。途中の(1:1)の二股を右に進むとすぐに水が消える。ここで、
先人のトレースがあるのでこれをたどった。途中トレースを見失い自力薮漕ぎ。結局45分の薮漕ぎで登山道に出た。

平標山山頂経由で荒れ気味の登山道を下る。登山道からは登ってきた西ゼンが良く見える。
ちなみに、西ゼンは大きい木が無く、下降には向かない。


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