2001年10月6日 湯桧曽川白毛門沢

メンバー:植木、尾上、弘田 
天気:薄曇り、時々日が射す
装備:ザイル8mm×30m(使用せず)、靴:フェルト

当初の予定では、鍵山さん、植木さん 弘田で南会津の御神楽沢に行く予定だったが、鍵山さんの体調不調
により、急遽、白毛門沢に変更、また当日の朝に尾上さんが殆ど寝ていない状態でかけつける。

という大ドンデン返し遡行になった。

前夜(移動) 
20:00 今市杉並木公園駐車場集合、20:30同発→(金精峠)
23:15湯桧曽公園着

鍵山さんは杉並木公園駐車場まで来て、「やっぱりダメ」と言う事で、コンロのガスを預かり、
植木さんの車で二人で出発。沼田から高速を使わなかったが、以外と早く湯桧曽についた。
沼田で尾上さんに電話したところ、まだ新幹線に乗って西那須野に向かってるとの事。
本当に湯桧曽までくるのだろうか???
 御神楽沢用に買っておいた"おでん"をテントで食べる。

当日:
AM7:20起床、8:15分過ぎ 尾上さん到着、8:47白毛門登山口駐車場着、8:55同発
9:05入渓→9:43東黒沢、白毛門沢分岐→10:30 F1,10m滝、10:45同発→
12:45 F4,20m大ナメ滝上(巨岩)→14:30稜線着→14:31白毛門山頂、15:05下山開始
16:55白毛門駐車場着、17:10同発(下道)→17:55沼田駅前定食屋"山彦"着,19:00同発
(金精峠)21:15今市駐車場着→22:10自宅着。

白毛門沢は遡行時間も下山も短いので、ゆっくり起床、ただ尾上さんがまだ到着していない。
植木さんが連絡を取ると、沼田を走っているとの事、ほとんど寝ていないでこちらに向っている
様だ!スゴイ!!! その気力は何処からくるんだろう!
8時過ぎに尾上さん到着、「眠〜い!」とのこと。当たり前だ!寝ていないんだから。。。
早速、入渓準備をして白毛門登山口駐車場に向う。
(白毛門登山口駐車場は車100台近く駐車可能、無料、トイレ無し)

白毛門沢の入渓点は白毛門登山道に起点をそのまま沢沿いにまっすぐ伸びる踏み後を
1,2分程進んだ所となる(駐車場から沢靴でOK)。 5分ほどゴーロ帯を歩くが、その後早くもナメ滝が連続する。
どれも全く問題無く歩ける。沢がS字状に曲がった先に"50mハナゲの滝"が現れる。非常に水の流れ方が
非常にきれいだ。何処からでも直登出来る。

 "ハナゲの滝"を過ぎると、白毛門沢と東黒沢の分岐になり、これを左に入る。ここからは、小滝とナメが続き
快適だ、小滝はほとんど直登可能、巻きも沢沿いを小さく巻くだけでOK。
このあたりの紅葉はまだで見頃は10月中旬頃か

小滝を幾つも越えると開けたテラス場に出る。ここから核心部が始まるような滝が見えてくる。
初めの10m滝は問題無く通過できるが、"15mタラタラのセン"は左岸が登れそうだが、岩は濡れていて嫌らしい。
直登するならザイル確保は必要だ。我々は右岸に巻き道があるのでこれを利用。
15mタラタラのセン

次ぎの釜を持つ6mは左岸から突破。尾上さんはこのまま左岸側を高巻き20mナメ状滝を巻く。植木さんと私は、
20m滝下に出て、そのまま水流の右側を直登。特に難しくは無い。(ノーザイル)
20mナメ状滝の一番上には巨岩がある。ここまで結構歩いた感があったが、標高差1000mの内、まだ半分も
登っていない事が判明。
20mナメ滝

「まぁ大丈夫でしょう…」って事で先に進む。ここからは目立った滝はなく、ナメとゴーロ帯を交互に進む。
紅葉はここらから上がちょうど見頃だ。雲の切れ目から日が射すたびにカメラを取り出し写真を撮る。
"ジジ岩"、"ババ岩"あたりの紅葉は特にきれい。途中水流(1:1)の二俣があり、右に入る。
この沢はすぐに白毛門山頂方向に向きを変える。

さらに詰めあがると、スラブ状になり傾斜も急になる。ホールドはたくさんあるので快適に高度を稼ぐ。
途中沢筋から離れ右のスラブ帯に進路を変え草の少ない所を選びながら進むが寝不足の尾上さんはチョット
辛そう。植木さんが"お助けひも"を出すが、遊んでいるようにしか見えない(^^)
最後は15分程度の軽い薮漕ぎになり白毛門山頂の東側登山道、山頂まで歩いて30秒くらいの所に出た。
白毛門山頂からは携帯が繋がる。

下山途中、尾上さん植木さんが"きのこ"を発見、ちょいと時期が遅かったようだが、食べられそうな物をGET。
また植木さんが足を滑らせ背中を強打、「しこたま痛い」を連発。。。

駐車場に戻ると、尾上さんはこれから「また用事がある」と言って風のように去っていった。。。大丈夫なんだろうか?

植木さんと私は、温泉も入らずに"お約束"の沼田駅前の定食屋"やまびこ"に直行。
高速は使わなかったが、思ったよりも近い。"やまびこ"でこれまた"お約束"のとんかつ定食を食べ、栃木に戻る。

白毛門沢は
"入渓までのアプローチが短い"、
"快適に登れる滝が多い"、
"ナメが多い"、
"明るい"、
"紅葉がきれい"
"薮漕ぎが少ない"、
"下山も短い"
という楽しい沢の条件をすべて満たしている100点満点の沢だった。
沢登り初めてという人がいたらここに連れて行けばまず"沢"にはまるだろう。


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