2002年5月2,3日 丹沢 水無川支流 源次郎沢

メンバー:単独、靴:フェルト
アプローチ:CB1000SF
地図:大山

今シーズン初の沢登り、水無川本谷に行くつもりだったが入渓点を誤り、源次郎沢に入ってしまった。
気づいたのはなんと稜線に出てからだった。。。

初日(移動)
天気:晴れ
  8:54自宅発(R4)→9:18 R50通過→10:21外環下(R298)→10:35首都高新井宿IC(首都高)→11:25用賀IC
  →(R246)町田市つくし野で昼食、12:30同発→13:30 R246伊勢原交差点→(県道64) 
  13:50日向渓谷→(宮ヶ瀬湖経由 県道70) 15:05ヤビツ峠→15:50大倉バス停(ここでテント泊)

スキー、ゴルフでクタクタだったので、のんびり出発。平日という事もあってか非常にトラックが多い。
バイクも久しぶりに乗ったので、すり抜けに恐怖を感じる。トラックの排ガスは喉の弱い自分には刺激が強い。
 R246に出てもひたすらトラックの列をすり抜け。厚木には思ったより早く到着したので日向渓谷によってみる。
ここは、大山への登山口となっている。一箇所入浴施設が会ったが、温泉では無い様だ。キャンプ場も
川に沿っていくつかある。
 宮ヶ瀬湖経由でヤビツ峠に入るが、山の北面側は車1台しか通れない幅がほとんど、それでもかなりの車と
すれ違った。ヤビツ峠は登山基点となっているようで多くの登山客がいて、バスを待っていた。
バスは秦野の方から来ているようだ。ヤビツ峠の南面側は非常に展望がよく夜には夜景の絶景ポイントとなるだろう。
宮ヶ瀬湖


 さて丹沢、塔ノ岳の登山口になる大倉バス停には車が100台近く停められる駐車場がある。(トイレもあり)ただ、
平日は無料だが、8:30〜18:00までしか駐車できない。
自家用車で来る人は、ここでは無く、戸沢に入った方がいいだろう。自分はバイクなので無理やり駐車場に入って
テントを張ったが、ちゃんと警備員が廻って来た。(まぁなんとか泊めさせてもらったが。。。)

2日目
 4:30起床、5:45大倉バス停発→6:15戸沢着、
 6:28出発→6:35入渓→6:56 F2→7:18 F4→7:30 F5→8:03 F6下(休憩)→
 8:25 F9下→8:35 F9上(大休止、登攀練習)、9:15 F9発→9:20 F10→
 9:40稜線着→10:13塔ノ岳山頂着、10:30下山開始→11:35本谷山荘跡(入渓点)着
 (水無川本流入渓点を確認)12:20戸沢着
 12:54戸沢発→(R246) 13:40鶴巻温泉着、14:55同発(R246、首都高)→16:45首都高新井宿IC通過→18:25自宅着
 
 昨夜から、痛めた喉がさらに痛い。。。邪をひく一歩手前という感じ。
 今日の沢登りは止めておいた方が無難だが、とりあえず基点の戸沢まで行ってみる。
  
 さて、戸沢への道だが、大倉駐車場入り口から東京方面に車を進める、水無川を渡ると右にファミリーマート(24h)、
左に駐在所がある”戸沢駐在所前”という信号のある小さな交差点を左に曲がる。滝沢園キャンプ場入り口を過ぎると
未舗装になる。重いCB1000SFだとこの林道は厳しいが、通常の車でも充分入れる。途中”竜神の泉”という
水場があるので水はここで汲むといい。未舗装道を5km程進むと戸沢山荘の駐車所にでる。車は20台程駐車可能か
 
ここで沢支度をして出発。
さて、白山書房編”東京周辺の沢”の水無川本谷のページの遡行図を見たのだが、
入渓点を間違えるという大失態を演じてしまった。

 さて、遡上している沢が”源次郎沢”とは知らず、F1にでた。遡行図(水無川の)には10mとか書いてあるのに
「5mくらいしか無いじゃん!」しかもクサリがあるというのにクサリが無い。。。ここで気づくのが普通だろうが、
「目障りだから取っ払っちゃのかな?」と思いアホな私はどんどん進んでいった。

丹沢の沢は(全てでは無いだろうが)滝に”F1”、”F2”とご丁寧に看板が岩壁にぶら下がっている。
(実はこれに小さい字で”源次郎沢”と書いてあったのだ!!)
沢の水はそんなに冷たくは無い、もちろん濡れないように行けば殆ど濡れないので、オールシーズン登れそう。
尚、水はF6の上で早々消えてしまう。
 滝の登攀グレードはF5 10mがフリーで4-級、
F4
F5
F?

F8チムニー状5m、4mが3級、F9 8mCS滝が3+といったところか。F5、F9には残置シュリンゲがぶら下がっている。
F5は巻き道もあり、自信が無ければ巻き道を勧める。自分はF5はA0突破、
F9も最初はA0で突破したが、「”A0”ばっかりではいかん!」と思い、懸垂下降でもう一度滝の下に降り、
今度はフリーで登った。一応携帯はF9の上でつながる。

それにしても、ガイドと全く違うので「変だな変だな」と思いつつも、結局最後まで上り詰めてしまった。
それでも源頭部は結構綺麗でいい所だ。
源頭部

稜線に出て、この沢は源次郎沢と解った自分は、とりあえず塔ノ岳山頂へ向かう。
山頂で、手ぶらで水無川本谷を登って来た人と会った。もう25回くらい登っているらしい。水無川本谷は登りやすい
所を選べば2時間くらいで登れてしまうとのこと。この人に「まだ時間があるからもう一回降りて登ってくれば?」
とそそのかされた。
体長も悪いし・・・と思ったが、素直にそそのかされ、下山してると途中、足を踏み外して転んでしまった。。。
幸い擦り傷だけだったが、これで再遡上は諦めることにした。とりあえず、水無し川の入渓点を確認して駐車場に戻る。

下山後の温泉だが、このあたりには温泉が無く、秦野市内に”健康ランド”があるが2000円
もかかるので、R246を戻り、鶴巻温泉”弘法の里湯”に入る。1000円、駐車場はさらに150円かかる(バイクは無料)。

帰りは、休日という事もあって、トラックが少なく、すり抜けすり抜けでかなり早く自宅に戻れた。

P.S:表丹沢の沢は首都高を抜けなくてはいけないので、敬遠しがちだが、遡行時間が短いの
   でバイクで行けば日帰りも可能という事が解った。水無川本谷はいずれリベンジする
   ことになるだろう。

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