2002年7月13日谷川山系湯檜曽川ゼニイレ沢
メンバー:単独
装備:ザイル8mm×20m(使用せず)、靴:フェルト
地図:茂倉岳
アプローチ:CB1000SF
2,3の候補があったが、ゼニイレ沢に決定。7/11に通過した台風6号の影響で増水が予想されたが元々水量の少ない沢なので、決行した。
4:48自宅発→(一般道、R50)→5:57大間々R352入り口→6:26赤木IC→6:40水上IC→7:07白毛門登山口駐車場着、
7:32出発→8:05ゼニイレ沢出合→10:50三俣→11:23 60m奥壁下→12:10稜線着、12:36下山開始→14:05白毛門登山口駐車場着。
15:23水上温泉なかや旅館(温泉)発→15:38水上IC→15:50沼田IC→(赤城北面ルート)16:47大間々駅前通過→(R50、一般道)18:27自宅着
昨日夜のバドミントン+寝不足で疲れ気味。アリナミンA+リポビタンDのダブルドーピングを完了し、バイクでアプローチ。
2時間半かからずに白毛門駐車場に到着。ゼニイレ沢へのアプローチはここの駐車場(50台以上駐車可)か、この駐車場入り口を過ぎて
湯檜曽川にかかる橋を渡った直後に沢沿いに走る未舗装の道を入って1km程進んだ突き当たりの駐車場(10台程度駐車可)に停める。どちらも無料。
ゼニイレ沢の出合までは、この突き当たりの駐車場から伸びる沢沿いの登山道を歩き、最初の沢(マチガ沢)を下って湯檜曽川に下り、
湯檜曽川の河原を数百m歩く。ちょうど一ノ倉沢の対岸にあるガレ沢がゼニイレ沢の出合だ。(湯檜曽川の渡渉は、特に問題は無い)
ガイドの通り、出合はガレの山積みだが、1昨日の台風の影響か、水が流れていた。このガレを30分程登ると
最初の二俣があり右に入る。振り返ると一ノ倉沢が美しい。さらに登る事10分、今までのガレが嘘のように、いきなり100m以上の大ナメが現れる。
周辺も高い木はなく明るいナメで爽快だ!
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ゼニイレ沢出合の様相
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最初の二俣を右に入ります。
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最初に現れる100m以上のナメ
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チョクチョク手を使いながら20m程登ると水量1:1の二俣になる。左側のまっすぐ伸びる沢が本流だが、何故か右側から入る沢の水の方が冷たくて気持ちが良い。
もってきたトポ(豊野則夫編 上信越の谷105ルート)では、いくつかの小滝を表示しているが、印象的には数百メートル続くナメ・ナメ・ナメといった感じ。
このナメが終わったかなぁと思ったら、今度は沢床が大きく開けスラブ帯を形成したナメが現れる。
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水量1:1の二俣
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振り返ると一ノ倉沢
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スラブ帯の大ナメ
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"ミニ西ゼン"を思わせるこの光景はゼニイレ沢の一番美しいところだろう。このスラブ帯は100m程登って、6m2段滝で終了する。
この滝は左から小さく巻く。この後もナメが続く、傾斜が急になってナメ滝状になったりするところもあるが、特に困難なところは無い。
巻くときは全て左側を小さく巻ける。(このころからドーピング効果が切れたのか完全にバテバテになる。)
ひたすらナメ堪能すると、水量1:1の二俣にでる。良く見ると左側からわずかに水が流れており、これがトポに書かれた"三俣"なのか非常に迷う。
見た感じ,ここから先はどちらに進んでも少しヤブっぽくなっている。
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ナメ床が延々続きます
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6m2段滝
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最後の二俣(三俣)これを右に進む
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とりあえずガイドにある通り真ん中(二俣の左側)を進むと。50m程で水が岩の間から涌き出ており、沢は完全に無くなっていた。
仕方なく、気を取りなおして三俣まで再び下降。右の沢に入り、程薄いヤブを100m程漕いで進むと、再び開け、眼前に岩壁がそそり立つ。
もう、水は流れていない。
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最後の岩壁
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詰めた沢筋
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ガイドは中央突破と書いてあるが、出だしの5mがホールドが少なので、右側の岩壁の登りやすそうな個所を見つけて突破する。初心者はザイル要。
5m程登ったところから左にトラバースして、中央壁を登っても良いが、チョイト不安を感じた為そのまま右斜めにトラバースし、隣の沢筋に入る。(情けない)
この沢筋も右に逃げるルート(?)があったが、ここはまっすぐ沢筋を直進する。ホールドは豊富にあるので、困難なところは無い。
完全に沢筋が消え、薮漕ぎになるが、ガイドのとおり右へ右へとトラバースすると白毛門の登山道が見え、登山者が顔をだす。
結局ヤブコギしてから5分くらいで登山道に出た。
下山者に聞くと白毛門の山頂から5,6分程下ったところらしい。中央壁(沢筋)を登ればもっと山頂近くに出るのだろう。
体も完全にバテバテなので山頂を踏まずに下山する。それにしても、思った以上に楽しめた沢だった。
尚、携帯は、稜線はもちろんの事、途中のスラブ帯辺りでも繋がる。(Softbank)
白毛門駐車場に到着すると雨が降ってきた。バイクなのに…温泉は水上温泉"なかや旅館"を利用。500円で内風呂のみ。ただし15時まで。
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