2002年8月31日 大源太川北沢本谷

メンバー:単独
装備:ザイル8mm×20m(使用せず)、フェルトソール
参考遡行図:上信越の谷105ルート
地形図:茂倉岳

前日移動アプローチ:CR-X
18:30真岡発→(R50)20:27 R353入り口→21:20関越赤城IC→21:45土樽PA(車中泊)

 この区間でガソリンが安いのは、R50の足利周辺。土樽PAはトイレのみで自販機も無い。夜間照明がまぶしいので、アイマスクを使用すると
ぐっすり寝られる。土樽PAでの携帯は使用可能。

5:05起床、5:15土樽PA発→(越後湯沢IC)5:55大源太山登山道入口駐車場着、
6:15出発→7:10入渓→7:35七つ小屋裏沢出合→8:50三俣(F4 20m滝下)→12:01稜線着→12:06大源太山山頂着、
12:55下山開始→14:00本谷渡渉点着(入渓点)→14:25駐車場着
14:38駐車場発→15:28岩の湯(温泉)発→(R17)16:27月夜野IC入口通過→17:17沼田(食事)"山彦"発→(赤城北面)18:11 R122合流点→(一般道)20:20自宅着

越後湯沢ICを降りてから、R17を300m苗場方向に走ると24hのセブンイレブンがある。大源太山登山口駐車場までは簡易舗装されている。
駐車スペースは約10台。入渓点は2回目に沢を横断するところとガイドには書いてあるが、1回目のところから入渓しても問題は無く、時間的ロスも
あまり無い。登山道が左岸に移ってすぐに、蓬峠へ通じる登山道がある。最近出来たそうだ。入渓点となる2回目の沢の横断点は駐車場から25分程度。
ここにはテン場は無い。
ここを入っていく
登山口駐車スペース
入渓点

小滝はあるものの、しばらくは平凡な様相が続く、F1と呼ばれる四条の6m滝が最初の滝らしい滝だ。右からでも左からでも登れる。これを超えるとすぐ
七ツ小屋裏沢出合となる。
平凡な様相が続きます
F1 四条6m滝
七ツ小屋裏沢出合

この先も小さな滝があるが、何の苦労も無く、超えていくと、沢筋が90度右に曲がり、F2 7m滝が掛かる。水流右側がルートらしいが、
左側も行こうと思えば行けそう。今日は単独なので簡単な右側から登る。すぐに現れるF3 10mナメは水流左を直登。F3を過ぎて200mくらい(?)
進めばもう三俣だ! ノンビリ歩いてたのに思ったよりも早く着いた。
F2 7m滝
F3 10mナメ
F3上から振り返る

右側から流れる七ツ小屋沢の30m滝は見事で水量もこちらの方が多い。こちらの沢に入りたいくらいだ。この滝の向かい側にハイライトとなる
F4 20m滝がある。2段になっており。1段目は楽勝で、そこから4m程ヌメった床を登り、被った部分からトラバースするところが、チョイト緊張するところ
だ。
ただし、残置ハーケンが2本あるので、問題は無いだろう。ここは万一を考え、一応、残置ハーケンにヌンチャクをかけ、それを掴んでトラバース。
その後、そのまま潅木帯に向かって進めば楽勝なのだが、ついつい、そこからまっすぐ直登してしまった。一箇所残置ハーケンに綺麗なテープが
掛かっていて、

「ラッキー!もーらい!」

といただいたが、この先には全くガバホールドが無くとても苦労した。
「気合一発!!!」と言うのを3回くらいやって、なんとか最上部の潅木帯に逃げ込んだ。
七ツ小屋沢出合にかかる30m滝
F4 20m(カーソルあてて)
F4 20mの1段目から見上げる


 F4 20m滝を過ぎると、源頭部の様相となる。F5 12m3段滝はそれと気づかぬうちに突破。F6 3段チムニー滝はガイドで進められた通り、
チムニーを直登。さらに詰めると、明るいスラブ状になり非常に気持ちが良い。このあたりに来ると携帯が繋がる。
後は稜線を目指すのみで、何処でも上がっていけそうだが、結局、大源太山山頂から七ツ小屋山の間の稜線に出た。藪漕ぎはほとんど無し。
F6 3段チムニー滝
スラブ状になってくる
後は詰めあがるのみ(藪漕ぎ無し)

大源太山山頂は360度の展望。谷川連邦の山々より何故か湯沢方向に見えるゴルフ場が気になり「ゴルフやりてぇ…」とつい思ってしまう。
 大源太山からの下山ルートは歩きやすく、1時間かからず、本谷の入渓点に到着。
 温泉は、300円の"岩の湯"に入り、のんびり下道で三国峠越え、沼田の"山彦"でとんかつ定食食べて帰る。
大源太山山頂にて
七ツ小屋山方向
遡行した北沢本谷

P.S:初級者お勧めのコースです。ザイルは30mで足りるでしょう。ご覧の様に山頂付近は高い灌木が無いため、雷は要注意。
   コースタイムは結構のんびり歩いたタイムです

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