2003年4月28日 奥多摩 日原川 鷹ノ巣谷

メンバー:桑山、ひろた
装備:ザイル9mm×45m、靴:フェルト
参考ガイド:東京周辺の沢
その他写真は→こちら

アプローチ:ソアラ
AM4:23真岡発→4:48上三川IC→5:28岩槻IC→7:07奥多摩→7:20日原駐車場着、
7:39出発→7:54己の戸橋、8:18入渓(鷹ノ巣谷)→9:30くの字3段13m滝→9:57 20m大滝下
→10:45水ノ戸沢出合→12:30 1450m尾根→13:30稜線→13:48鷹ノ巣山山頂→
15:05己の戸橋→15:22日原駐車場

一緒にオーケストラをやっている桑山君を連れて、今シーズンの沢登りが始まった。

青梅を越えるとコンビニは奥多摩手前に1軒あるだけなので注意。
 日原駐車場は無料だが、12,3台しか停められないので注意。鷹ノ巣山登山口は民家のすぐ脇に入り口がある。
ここから日原川にかかる己の戸橋まで降りると、鷹ノ巣谷の合流点が見える。日原駐車場からここまで距離は
短いので、駐車場で入渓準備をして歩き始めてもいいだろう。

 我々はここで入渓準備をして、鷹ノ巣谷に入る、早速、3m、4m、7mと足慣らしにはもってこいの滝が現れ、
練習がてら、チョイト難しそうな所を選んで進むが、初心者の桑山君も同じルートを登ってきた。
初心者とは思えない足取りで実にたのもしい。

 この滝郡を越えると、ゴーロ状が続き、堰堤がいくつか出てくるが、この堰堤,石を積み上げた古い物で、
決壊している所もあった。コンクリート製では無いので、あまり気分を害さない。また、ここら辺りはテン場も多数あり。
またガイドにワサビ田が書いてあるが、今はずべて跡が残っている程度。

 くの字の滝3段13mは左岸にお助け紐もぶら下がっていたが、水流右側沿いを登っていく事も可能で、
こちらの方が面白い。初心者の桑山君もザイル無で突破。

 20m大滝は見事。右のルンゼから巻くことも可能だが、桑山君も怖がっていないので、(自分の方が怖がっていた)
直登することにする。ここで、彼に8の字結びを教え、下で待機してもらい、自分がフリーで登る。ルートは水流右側、
15mほど登った所に7,8人が立てるテラスがあり、ここで1ピッチ切ると良いだろう。ガイドには”岩もしっかりしている”
と書いてあるが、「うっそー!」と思うところもあった。残地ハーケンは1箇所あり。ホールドは多数あるので、
問題の箇所は無い。 桑山君にザイルを出したが、見事な登りっぷり。
20m大滝

大滝を過ぎると、すぐに水ノ戸沢の分岐。そして少し行くと(1:1)の赤ナギ窪と金左小屋窪の分岐を右に入る。
数箇所5mほどの滝があるが、特に難しい所は無い。残地シュリンゲにカラビナ3枚がぶら下がっているの発見し。
回収に走る(^^)v

この辺りから、雪渓が現れてきた。雪渓の上を歩く事も可能で、この分だと、この時期、雲取山周辺の沢は結構
残雪が多いかも。。。
 
 水が涸れ、さらに進むとガイドにない二俣が現れる。我々は鷹ノ巣山方向と思う右側に入ったが、
これが大失敗だった。

沢筋はすぐに消え、子尾根にでたが、傾斜が急で体力を消耗。「やっと稜線か!」と思ったところにはちゃんとした
登山道がなく、「東京の山なのに獣道っぽい登山道なわけないよなぁ。。。」とガックリ来た時に雨も降り出してくる。
 地図と磁石で方向を確認し、稜線を目指す。この辺りは4方8方に獣道が走っており、迷いやすい。
天気が悪いと遭難にもなりかねない場所だ。それに、たまーに現れる赤テープがより混乱を招く。行きたい方向に
は獣道は走っておらず、密藪漕ぎに苦しむ。
ここまで頑張ってきた桑山君もこれには相当参っていた。
 やっと、稜線にでると、いかにも東京の山らしく立派な登山道がついていた。

ここからは、ノンビリ。。。と行きたい所だったのだが、御茶ノ水で大学同期の飲み会に出席すべく。
桑山君には申し訳なったが、そそくさと下山。自分は着替えだけで、風呂も入らず奥多摩駅で降ろしてもらい。
御茶ノ水に直行した。
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