2003年5月1日 奥多摩 南秋川 ムケシ沢右俣

メンバー:単独
装備:9mm×20m(使用せず)、靴:フェルト
参考ガイド:東京周辺の沢
その他の写真は→こちら

アプローチ:CB1000SF
3:00自宅発→(R4,R16)5:35五日市→6:25ムケシ沢出合着
6:53入渓→7:23二俣→8:09 3段12mナメ滝→8:39水涸れ→8:53稜線着
9:09下山開始→9:43ムケシ沢出合着、
10:08同発→11:00数馬温泉発→11:45JR奥多摩駅前通過→(R16,R4)15:20自宅着

久々のバイクアプローチだが、バッテリー切れを起こし、”押しガケ”でないとエンジンがかからない。
1000ccのバイクを押しガケするのは苦痛以外の何物でもない。。。

 何とか、よけいなエンストをせずに、ムケシ沢の入渓点となる下和田バス停に到着。周囲には駐車場は無い。
バイクなので、邪魔にならない所に適当に停める。
 ムケシ沢の入渓点は和田自治開館の裏(左岸側)から適当に入るのだが、ここから見るムケシ沢は水も
少なく思いっきり”ヤブヤブ”で、とても沢登りの対象となるようには見えない。
 
 沢に降りると「意外や意外」と言いたかったのだが、予想通り”暗〜い”様相。夏は”じと〜っ”としてさらに
気持ち悪そう。春でよかった。倒木を掻き分け進むと3m程の滝に出る。この滝を登っても倒木だらけ、
倒木の切り口を見ると人為的に切断されたようだ。巻きを強いられる程の倒木にうんざりしながら進むと、
多段5mナメ滝が現れる。ようやく沢登りで味わえる滝に出くわした感じだ。
多段5mナメ滝

この滝を越えると意外と早く、左俣/右俣が合流する二股にでる。ガイドには”1対1”と書いてあるが、
左俣はただのガレ沢になっており、「こちらから降りると言われても・・・」と言った様相。本流になる右俣は
ここからが見頃らしいが、ここから先も倒木だらけ。。。

二股を過ぎると唯一の、堰堤があり、これを超えて次の5m滝は、水流左を登るらしいが、岩が結構もろい、
気合で登るほどの滝でもなく断念、適当に右岸を高巻くが、こちらも結構緊張を強いられた。

この先にある貯水槽がある3段12mナメ滝は、写真のように、倒木が邪魔して、登る気も起きない。
貯水槽のある3段12m滝

右岸に仕事道があり、これを使って巻く。この先の2段15m滝ナメは、快適。
結局、登っても登っても倒木だらけで、ラストの詰めも岩を踏む事はなく稜線の登山道に出た。

当初、左俣を下降する予定だったが、右俣と同じ様相だと思い、そのまま登山道を下る。

***

P.S:バイクを停めたところに戻り、偶々通りかかった地元の方に聞くと、
 ここ数年に木を伐採した事は無いとの事。そう考えると、 
 『東京周辺の沢』を書いた人(96年入山)は、倒木の多さには目を瞑ったと言う事なのだろうか???
 「ガイドを見て、この沢に来た」と私と同じ様なことを言って、沢に入る人が時々いるとの事。。。
 総じて、オススメできる沢ではない。と言う事をお伝えできたと言う事に価値を見出した感じ。

温泉は奥多摩湖側に10分程走った数馬温泉”三頭の湯”に入る。料金1000円。天然温泉と書
いてあるが、循環式の温泉。正直言って、私にとっては暖まる温泉ではなかった。
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