2003年7月5日 阿武隈川 白水沢左俣 右沢
メンバー:単独
装備:ザイル9mm×20m(使用せず) 靴:フェルト
昔、一度入った事のある白水沢。。。しかし当時、沢登りを始めたばかりで、前を歩く人に付いていくのが精一杯だったのか、沢の様子は全く記憶に
無かった為、今回、確認の意味を含めて遡行を行った。遡行図は相互リンクさせていただいている”すうじいさんの85年の遡行記録”を利用させてもらった。
アプローチ:CR-X
AM6:00自宅発→(矢板IC→白河IC)7:58甲子温泉駐車場(大黒屋)着
8:15出発→8:18入渓(白水滝)→8:43衣紋ノ滝20m→9:40右俣出合→9:52奥ノ二股(4段30m滝)
→10:53水涸れ→11:03稜線→11:10下山開始→12:05甲子温泉駐車場着。
12:15同発→(宇都宮経由)15:15自宅着
自宅からだと、阿武隈川源流の沢はアプローチに2時間程しかかからない。5時間程かかる奥秩父とは大違いだ!
いつもの様に甲子温泉大黒屋の駐車場に車を止め、早速出発する。大黒屋から甲子山に伸びる登山道を少し
入ると、道が二手に分かれ、白水沢沿いの道に入るとすぐに白い岩壁を持つ白水滝8mにぶつかる。
駐車場からこの入渓ポイントまで歩いて経ったの3分だ!
白水滝は水流左を直登、見た目より滑らないし、ホールドもしっかりある。次ぎの堰堤は左岸を巻く。そうすると
すぐに右から吹上沢が入る。吹上沢は水量は少なく暗いので今一つ遡行する気にはなれない。このまま本流を歩くと
すぐに美しい釜をもった6mナメ滝にでる。白水滝もそうであったが、釜はどれもがエメラルドグリーン
『こんなに綺麗なんだ!』
まるで北アルプスの赤木沢をを思い起こさせる、と言うとチョット大げさか・・・。この6mナメ滝は滑り落ちても死なないので、
釜を泳いで取り付き瀑心を這い上がっても楽しめそうだが、40近いオジサンが独り滝で遊んでも虚しいだけなので(笑)
仕方なく水流左から巻き気味に登る。
この先、美しいナメを幾つか歩いていくと、20m衣紋ノ滝が現れる。右岸を小さく巻けるが、水流右の壁も下から
見て3+〜4級レベルで行けない事も無さそう。ただ、どの遡行記録を見ても直登した様子は無い。良く見ると取り付き点
が深い釜になっており。そこから這い上がるのに苦労しそうだ。岩が濡れているのも直登意欲を落す原因か。。。
今回は単独なので,右岸を小さく巻いた。
『こんな時期に!このキノコはいったい何???』
とりあえず根元を二つに割ってみると黒く無いのでツキヨタケではない。においをかぐと美味しそうな匂い。一応GETして帰る。
それにしても、いっこうに3段20mの滝が現れない。『う〜ん、あそこの二俣を右か・・・』と思ってると、そんな自分を慰めるか
のように10m滝が現れた。この滝はチョット脆い所もあったが水流沿いを難無く直登可能。
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4段30m滝上の二俣 |
10m滝 |
この先は滝らしい滝は無く、水流も減り、水が涸れてから10分ほどのヤブ漕ぎで稜線に出る。時間はまだ11時を回った
ばかり。。。明日ゴルフだし、楽器の練習もできるなぁ。。。と言う事で、そそくさと甲子山から大黒屋への下山道を下る。
P:S 半日で遡行できる、初級者向きの沢です。結構綺麗な沢なので、初心者を連れていくにはお勧めコースと言えます。
基点駐車場は大黒屋では無く、大黒屋入口から100m程度、阿武隈川本流沿いを下ったところにある駐車スペースだと問題無いはず。
(2014年12月追記)
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