2004年4月10日 丹沢葛葉川本谷〜大音沢下降

メンバー:単独  靴:フェルト
アプローチ:CB1000
天気:快晴
参考ガイド:東京周辺の沢


04シーズン初めての沢。岩トレ全くしていないし。。。と言うことでどのガイドにも出ている葛葉川本谷をツーリングがてらに沢屋として抑えておくことにした。
葛葉川本谷はもはや一般道化しているため、隣の大音沢の下降を加える。


4:30自宅発→5:25常磐道谷和原IC→6:10IC→(R246)8:00葛葉の泉(入渓点)着

8:30入渓→9:46林道下通過→10:35水涸れ→10:57三ノ塔登山道着→11:10三ノ塔→11:35二ノ塔
11:43「日本武尊足跡」道標→11:52二つ目の「日本武尊足跡」(下降点)→12:24大音沢本流出合→
12:55二つ目の林道(下降終了)→13:30葛葉の泉着

13:55葛葉の泉発→(R246)15:30環八交差点→16:05渋谷(ネロ楽器)、16:22同発→(R4)17:15外環下通過→18:35自宅着

2時間半の遡行時間の沢に高速代をワンサカ使うのはもったいないので、常磐谷和原から 首都高用賀まで高速を使い、
後は一般道。朝方気温は8℃だが、オールシーズン手袋、下Gパン+カッパ、
上4枚の重ね着で特に寒くは無かった。
さて、葛葉川本谷の入渓点となる"葛葉の泉"だが、地図にはなく、貧弱な葛葉川沿いの道を遡り、 地元の人に聞いてようやくたどり着く。ここにたどり着くのが栃木県民にとっては核心だ!
"葛葉の泉"は小さな公園。駐車場は車10台分、簡易トイレあり。 早速、入渓準備をして遡行開始。まだ冷たい水しぶきをうけながら、
小滝を2,3超えていく。今日は水量が少ない

ようだ。特に目立った滝が現れないため、どこを歩いているのか判らない。。。 ちょいと大きめの滝が現れる。これが『横向ノ滝』
か?ただガイドには"巻く場合は左"と書いてあるが、
どう見ても、巻きは右だ!そういえば、丹沢特有の滝に看板が無い!
基点となる葛葉の泉  最初の3m滝  横向ノ滝。今日は水量が少ないようだ

 まぁどーでもいいやと水流沿いにこだわり、直登する。次に現れる7m滝はガイドの写真で"板立ノ滝 "と 紹介されており
"本谷で一番悪い"と書いてあるが、どー見ても悪くない!どこからでも登れそうだ!

初心者向きの沢だからだろうか???取り付いてみるとやはり難なく登れた。

その先に7mほどの滝がまた出てきた。ガイドには書いていないが、これは初心者にはどー見ても悪そう! これがきっと"板立ノ滝"
なのだろう。水流沿いはちょいと難しそうなので、ボルトやハーケンが連打されてる
右の岩壁を登る。ちょいと嫌な感じな所もある
ので、ヌンチャク、シュリンゲでセルフビレイをとって直登するが、
案の定、回収しそこね、結局チョイトクライムダウンして道具を
回収。この滝を越すと上部に林道が見える。

手前の2段7m曲がり滝は楽勝で、林道をくぐったところでチョイト休憩、葛葉谷の冷たいお水をいただく。。。

 無名の7m滝  板立ノ滝  林道下の2段7m曲がり滝

ここから少し登ると、なんか、生臭い臭いが時折鼻を突いた。やばい!悪い水を飲んでしまったかな?
と思っていると右足に白いものが当たった。
うん?!と足元を見ると白いビニールごみ?いや違う

・・・ぎょぇぇ〜〜!!!鹿の死骸ではないか!!!
ぇぇ〜すぐ下流の水飲んじゃったよぉー! 

しかも右足に当たったのは足の骨。。。釜にどっぷり浸かっているので、腐敗が中途半端にすすんでいる、
気持ちわりぃー!写真撮ろうかと一瞬思ったけど、気持ち悪いからやめた。。。

 足早にその場からさると中央の岩溝に水が流れる富士形ノ滝が現れる。右から行けば簡単だが、中央水流突破
にTRY、中間部にあるガバホールドに手が届けば突破できそうなので、突っ張り状態で右や左にホールドを探して
少しずつあがりガバをゲット!突破成功!!!
この先に二俣があらわれるが"思いっきり「左」"と書かれた看板があるので言われるがままに左に入る。
小滝をいくつか越えるとまたもや二俣。ここも赤テープと草履が左俣にぶら下がっているので、左に入る。
ここから先はガレガレで崩れやすいので注意。一箇所きれいな残置シュリンゲまで合ったので回収回収!
あまりにガレガレなので左の土手に上がると踏み跡があった。ここを少し上がると三ノ塔への登山道に ぶつかる。ここから10分も
歩けば三ノ塔だ!


 三ノ塔からは雪をまとった富士山がバッチリ!一休みして二ノ塔へ向かう。
富士形ノ滝
 あっさり稜線到着!


さて、二ノ塔から大音沢へのくだりだが、1/25000の地図を見ると二ノ塔ピークから南東方向に伸びる沢筋に入ると、菩提峠の方へ
行ってしまうため、
すこし二ノ塔登山道を下る。


5分ほど下ると『日本武尊足跡』と書かれた道標がありそこから東の方向に踏み跡がのびている場所にくる。
このふみ跡を2,3分下るとまた同じ「日本武尊足跡」と書かれた道標を発見。踏み跡はこの先も伸びているが、 今回ここにある
窪を大音沢と判断して下った。
しかし、下っても下っても水は現れない。結局20〜30分程度下ったらようやく左側から水の流れる
沢に出合った。

大音沢下降点は、2個目の「日本武尊足跡」の道標より踏み後をもう少し先に進んだところだったようだ。
 ココから下降を開始する(カーソルあてて)

大音沢は至る所に赤ペンキがつけられているので間違う事はないだろう。ここからの大音沢の下りはたいした 滝もなく、ザイルを
出さずにクライムダウン出来た。しかし初心者は懸垂下降したほうが安全。

3つ程滝を下ると早くも一つ目の林道が現れる。ここから2つ目の林道もすぐで、あとは堰堤の下降のみで あっけなく終了した。
 林道は舗装されており、ゲートも無い。テクテク30分ほど林道を下ると葛葉の泉に出た。

バイクで来たし、チョイト渋谷で用事もあったので温泉も入らず帰る。 バイクはすり抜けが出来て道が混雑する丹沢アプローチ
にはもってこいだ!

 ほぼ涸沢の大音沢を下る  堰堤が見えてくるとほぼ終了

P.S:初心者にお勧めの沢と言う事だけあって、どの滝も巻ける。本当に足慣らしという感じだったが とにかく有名どこを抑える事が出来たのでよかった

山/沢登りトップへ   その空の下で。。。トップへ



inserted by FC2 system