2007年4月1日 奥秩父 後山川 青岩谷

メンバー:単独
装備:8mm×30m、靴:フェルト
参考ガイド;東京周辺の沢
遡行図はこちら

先週のセドノ沢で結構ビビッテしまった為、癒し系&高速道路使わずに行ける所で絞込み奥秩父の青岩谷に行く事にした。
近くには三条の湯があり、雲取山への好ルート。だが、全くこの辺りには行った事がないので,良い機会となりそう。。。

アプローチCR-X
2:52自宅発→4:00久喜IC通過→4:13 R16→5:41JR奥多摩駅通過→6:47後山川林道ゲート着
7:10出発→8:00 12m滝下→9:25獅子岩谷出合→9:50(1対1)二俣→11:04登山道着
→12:05三条小屋→12:27基点ゲート着
12:45道発→14:05青梅→17:45自宅着

R411から"三条の湯"の看板が立つ後山川沿いの林道に入る。道はすぐにダート。
注意して走行すれば2WDクーペでも問題なし。ただ、この林道は結構長い。
林道終点まで車を進めるが駐車スペースは少なく終点手前200mにある駐車スペースと路肩含め10台程度。
既に後2,3台しかスペースは無かった。携帯電話は奥多摩湖を過ぎると通じなくなる。

ここから青岩谷入渓点はすぐで間違う事は無い。この辺りにはテン場も多くあるので、ここを基点として複数の
沢を楽しむのも良いだろう。

入渓後しばらくは平凡な様相。ハシゴも用意されている事から釣り人が多く入っている事が予想される。
。。やはり魚影は全く見ない。4mナメ滝を越えると右から小沢が7m程度の滝を交えて出合う。その先に2人組みの
釣り人の姿を発見。迷惑掛けないように進み

「おはようございます」と小声で挨拶すると、いきなり
「あんまりチャポチャポ入らないでよ!!!」とのカウンター・・・

テメぇーこっちが丁重に挨拶してんのによー!!!

・・・と、超〜ムカツイタので、そこから先は水の冷たさに関わらず全部バシャバシャと進んでいった。ワハ・・・
林道終点付近
序盤の4mナメ滝
大岩のある2条滝


この沢のハイライトである12m滝はすぐに現れる。直登は難しいとガイドに書かれてあるが、直登するなら水流右。
ただ、岩も土混じりで汚く、スタンスはありそうだが気が進まない。右のガレから高巻く事にした。
安全に高巻くには右岸の50m程ガレを登りきって大高巻きした方が良いが、脆そうながらも12m滝の落ち口に
出られるルートを見出しショートカット。実際チョット脆く神経を使うが、潅木はしっかりと根付いているので助かる。
赤テープもあるのでココを利用した人も居るようだ。12m落ち口上には5m程の懸垂下降で降りる。
(支点は潅木を利用)。
12m滝上はゴルジュとなっており、すぐ上の5m滝を右から越え、ゴルジュ内はへつりながら進みゴルジュ出口
5m滝を軽くシャワーを浴びて右から突破する。大高巻きをすると、このゴルジュをすべて巻くことになる。
12m滝(カーソルを当てる高巻きルートが出ます)
12m滝上のゴルジュ
ゴルジュ出口5m滝


この先、右から入る小沢を過ぎると、右岸にある木につけられた青い看板を発見!
近づいて見ると、『左上に三条小屋への道があります・・・』と書かれてあった。
しかし、この位置から道らしい物はなく、かなり崩壊が進んでいるようだ。

6m2段滝を超え右から小沢が一本、その先で左から沢が入る。ここが机沢出合となる。
水量比は(1:5)くらい。沢の形状からするともっと多くの水量があっても良いようなのだが・・・ 
ここは本流である右に入る。
青い看板
6m2段滝
机沢出合

本流右岸にはワサビ田跡があり、今は良いテン場となっている。机沢出合から10分かからず左から獅子岩谷が
出合う。水量比は(2:3)。この獅子岩谷は山と渓谷社から出版されている『奥多摩大菩薩高尾の谷123ルート』
に掲載されているのでそちらを参考にしてください。本流は右で奥に4m滝が見える。

本流を進むこと25分で(1:1)二俣。左俣入口が木が横たわっているのが目印。この二俣を右に入ると雲取山と
小雲取山をつなぐ稜線に出る事が予想される。今回は『東京周辺の沢』に書かれてある通り左に入る。
獅子岩谷出合
(1:1)二俣。ここを左に入る

すぐにゴルジュになり2m、4mとナメ滝が続く。ゴルジュはクネクネと屈曲。4m程度の小滝を越えていくとゴルジュ
出口に8m滝。この滝は容易に直登可能。この滝のすぐ上に2条4m滝と倒木に覆われた2m滝がある。これを
超えるとまた(1:1)二俣。ここから現れる二俣は左、左と進む。途中8m滝があり快適に直登。その上で水涸れ。
うまく詰めると笹藪こぎも少なく(5分程度)雲取山からの登山道に出た。
ゴルジュ内2m&4m滝
8m滝
8m滝上の2条4m

ここで、1/25000地図を見ると下山方向に進めば"三条ダルミ"に出ると判断したのだが、
いくら進んでも"三条ダルミ"に出ず。本当は三条沢を下降するつもりだったのだが、
引き返すのも面倒なのでこのまま水無尾根を下降する。

三条小屋下から三条沢を下降しようか・・・とも考えたが、沢に平行に登山道が付けられており、
興味がそがれたのでこのまま登山道を下降。起点駐車場に戻った。

P.S:癒し系で難しいところは殆ど無いので初心者を連れていくにはお勧め。
   テン場は至る所にあり、”焚き火会”にもお勧めの沢です。モチロン下降もOK!

遡行図


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