2007年8月25日 湯檜曽川白樺沢→ケサ丸沢右俣下降
メンバー:現場監督さん
装備:ザイル9mm×45m(8mm×30mで充分)、靴:フェルト
現場監督さんと日曜日帰りで当初、万太郎オタキノ沢へ行く計画をたててましたが、土曜もOKとなり、
急遽、メインメニューを湯檜曽川十字峡にそびえる"抱返り沢"に変更。
サブメニューとして湯檜曽川支流の白樺沢を遡上して昨年行ったケサ丸沢を下降する事にしました!
現場監督さんは湯檜曽本谷も未経験で順番逆になってしまい申し訳なく思ってます。
5:00自宅発→6:32大間々→7:12赤城IC通過→7:55上毛高原駅
9:13マチガ沢出合駐車スペース発→10:10武能沢出合→10:57白樺沢出合(荷物デポ)
11:20白樺沢入渓→11:39白樺沢/ケサ丸沢二俣→13:34白樺沢遡行終了→
14:10ケサ丸沢右俣下降開始→16:04白樺沢/ケサ丸沢二俣→16:17湯檜曽本谷出合着
上毛高原駅8:26到着の新幹線で現場監督さんと合流。ここから車で30分強で湯檜曽川左岸沿いを走る林道に入り
マチガ沢出合駐車スペースに到着。(10台分位駐車可能)
この林道は昨年に比べかなり荒れており、通常の2WD車では通行困難。これから行く人は、
白毛門沢出合の駐車スペース(50台以上駐車可能)に車を停めた方が良いでしょう。
夏の日差しを浴びながらの武能沢出合までの歩きでもう汗だく。入渓準備を整え、早速水に浸かる。
武能沢を2分程下り、湯檜曽川本谷へ。ここまで1時間
本谷入渓点になる魚留滝。案の定きれいな残地シュリンゲが掛っていた(もちろんいただく)。ここのゴルジュは
昨年は泳がず突破出来た記憶があったが、今回は水量が多いのか1か所5m程の泳ぎ。
上で、監督さんが「巻き道あるよー!」と言っているが、「行ける行ける!」と半ば強引にゴルジュを突破させる(笑)
ゴルジュを突破すれば、白樺沢出合はすぐ。今日はここで幕営する為、テン場を探すが、あまり良い所が無い。
出合から湯檜曽川本流を100m程進んだ左岸にテントを張る。増水したらOUTだが、今日は問題無いでしょう。
荷物をデポし、白樺沢の遡行に入る。チョットした淵をもった3m滝は昨年左バンドを利用して超えたが、
現場監督さんが胸まで水に使って突破。明るい様相の中ナメ床、5m級の小滝をいくつか越えるとすぐに
白樺沢/ケサ丸沢の出合。白樺沢のハイライトはこの出合にかかる30m滝。
「ザイル出します?」
「行けるんじゃないの?」
との事で、フリーで取り付く。上部で水流右と左に分かれたが、どちらも特にハマル事無く突破できた。V+
(残置支点数箇所有り)
この先は、ナメと随所に現れる小滝を越えていきます。4mのハング滝には人工登攀ができるようにボルトハーケン
が連打されてましたが、右壁をフリーで突破できました。(W+、もちろん簡単に巻けます)
その後も小滝が多数続く。1か所渋い5m滝があり、現場監督さんが1回釜に落ち、私は2回釜に落ちてなんとか
突破できたところがあった。(W+、完全シャワー)
2連続で倒木のある6m滝が出てくるが2つ目は、倒木を使って登ったけど、結構ヤバヤバ。
7mトイ状は私はちょっと乾いた岩を利用して逃げましたが、現場監督さんは水流沿いを最後まで直登。
右に細流が入る7m滝は私が頑張って直登しました。W
沢がそれぞれ5m滝で出合う(1:1)二俣のすぐ上で登山道沢を横断しており、ここで遡行終了。白樺沢/湯檜曽本谷
出合いから2時間10分です。
時間に余裕があったので、ケサ丸沢を下降。登山道を2分も進めば水流のあるケサ丸沢左俣に出ます。
下を見ると平凡な様子だったので、急ぐ時にはこちらを下降するのが良いかも。我々は、あまりにも白樺沢から
近いので
「これ、まさか白樺沢に出ないよねぇ」
、と、さらに登山道を進みます。見通しが利けば、右俣と左俣の境界はわかります。涸れた沢筋を2本ほど
さらに通過し、水流のある沢筋を下降。しばらく行くとナメ滝が現れるが、笹を掴みながら下降する。
2段10m滝は2m程クライムダウンして左岸を小さく巻いて降りれる。左岸から枝沢が入るとナメが多くなる。
この辺りから昨年の記憶がよみがえってきた。4段30mナメは笹を掴みながら慎重にクライムダウン。
(2:3)二俣を過ぎると8m滝。昨年登るのに苦労した滝だ。この滝だけ懸垂下降する。10m逆「く」字滝を降りると
左俣/、右俣出合。「そーいえば、右俣遡行したのだから左俣下降しておけば良かったかな」と今更ながらに思った。
ここからはケサ丸沢ハイライトとなる3段20mナメと2段25m滝の下降。2段25m滝は、右岸を巻いて降りれる。
この滝を降りれば白樺沢の出合。後は来たルートを戻って湯檜曽川本谷の幕営地に到着。
翌日の抱返り沢の記録へGO!
P.S:白樺沢は小滝が多いが、平凡でもない。初級者のトレーニングにはお勧めです。
山/沢登りトップへ その空の下で。。。トップへ |