2010年4月10日 奥多摩 盆堀川流域 石津窪&三郎ノ岩道窪 
                                三郎ノ岩道窪編
メンバー;ohbuさん
装備、ザイル8mm×50m、8mm×30m、靴:フェルト
遡行図はこちら

3月末から、所沢へ半年間の長期滞在を命ぜられ、当初の予定より2週間程遅れ、シーズンINとなった。
盆堀川といえば棡葉窪、石津窪と三郎ノ岩道窪が多くのガイドに紹介されている。3本とも短い沢であるが、
そのなかでも石津窪と三郎ノ岩道窪は直登可能な25m滝を持ち初級者から上級者まで楽しめるとのことで、
今回は石津窪→三郎ノ岩道窪の順で遡行してみる。


11:45伝名沢橋(三郎ノ岩道窪基点)→12:00三郎ノ岩道窪出合→大滝終了14:10→14:37終了点(焚火休憩)
→15:00(左岸尾根にあがる)→15:47伝名沢橋
16:07

石津窪の遡行を終え、三郎ノ岩道窪の基点となる伝名沢橋に向かう。この基点はわかりやすく。駐車スペースも数台。
道路を挟んだ所にも駐車スペースがある。トイレ無し、携帯もNG
伝名沢沿いの踏み跡を進んで行き、一つ目の堰堤を右から、その先に石積み&コンクリートの2連続堰堤を越えると
右から伏流で三郎ノ岩道窪が入る。正面は伝名沢左俣で、こちらはしっかり水流があるので、間違わない事。
伝名沢橋周りの駐車スペース
この2連続堰堤を超えたら右に入る
2連続堰堤上正面の沢は伝名沢左俣

三郎ノ岩道窪に入ると石積み堰堤が現れ、水が流れ出す。堰堤を越えると左から伝名沢右俣が入る(石積み堰堤あり)
ここを真っ直ぐに進むと核心の25m2段滝になる。ガイドの写真はショボくみえたが、しっかり25mはある大滝。
"右からも左からも登れる"とあるので左から取り付くがスタンスは滑っていて、しかもホールドはほぼ外傾で細かい。
潅木でビレイを取り、水流側にトラバースした所に腐ったシュリンゲと残置ハーケンがある。ここで、この腐ったシュリンゲに
足を掛けて一段上がるらしいが、どうも踏ん切りがつかず、左に逃げるも、巻き上げられる感じになり、
これでは直登にならない・・・
と一旦懸垂し、再度水流沿いの残置支点に戻った。シュリンゲに足を掛け、上にホールドがあることを期待して、
なんとか一段上がったが、良いホールドは無し・・・
勝負する気にならず、断念・・・折角あがった段を落ちる覚悟で降りることが出来、一旦スタート地点へ戻る。
「スミマセン時間かかっちゃって(~~)ヾ」
と今度は右端ルンゼから廻りこむように、取り付く。6m程度上がったところから、水流側に斜上がるが、ここは草を
掴んで上がるしかなく、運で登ってる感じ・・・(泣)
なんとか本来の直登ルートに到達したのか、救いの残置ハーケンを見つけて一安心。。
この辺りは岩は乾いており、上に行けばいく程容易になってきて、1段目20mを終了。
石津窪の大滝よりは1ランク上の難しさ・・・W+
ザイルは余裕があるが、上まで登るとビレイヤーが見えなくなるので、ここでピッチをきる。
2段25m大滝(カーソルを当てて)
簡単そうに見えるがここで敗退
このルートで直登と言えるか微妙

2ピッチ目も私がリード。
ルートは水流左。簡単そうに見えたが、上部2mは立っておりチョット嫌な感じ。岩が乾いているのが救い。
岩登りやってる人は問題ないでしょう。V+
大滝のすぐ上に5m滝があり、これは安易に右から巻いてしまった。
大滝2段目(水流左がルート)
2段目のフォロー
大滝上の5m

この先は、難しい滝は無いが滑りやすいので注意。2段7mは、つたない倒木を利用して直登。4m程度の滝を超え、
トイ状5mを超えると、沢筋は倒木とヤブに覆われた感じになり、ここで焚火休憩をした後、ここで終了。
左岸子尾根に上がり尾根についた仕事道を利用し下山。途中仕事道を見失うが、駐車場方向はわかっているので
適当に降りていくと、伝名沢最初の堰堤付近に出た。
2段7m
最後となる5mトイ状
源頭部はこんな感じここで終了
仕事道を下る

P.S:短い沢だが、大滝の直登は結構キビシイ・・・ただ、この滝を巻いてしまうと遡行価値は減ってしまう。
   盆堀川流域では最難か・・・? 半日コースなので、石津窪や棡葉窪との継続遡行を勧めます。
   靴はラバーソールだと歯が立たないのでフェルトの方がよいでしょう。
   とにかく今回はちょっと気合が足りなかったです・・・

遡行図(クリックして)
 
石津窪の記録はこちら




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