2011年8月25日 奥多摩 日原川 倉沢谷本谷

メンバー:RURUさん、ひろた
装備:ザイル8mm×30m、カム
概念図はこちら

自称、沢初級者RURUさんが木、金でお付き合いしていただけるということで、初顔合わせ。8月下旬という事もあり、当然上信越、東北の沢を狙っていたのだが、どこも雨予報・・・。。。
せいぜい行けても奥多摩という事になってしまった。まぁ奥多摩でもまだ遡行していない沢はいくつかあるのだが、日原林道が通行止めで奥まで入れず、小川谷林道も鍾乳洞手前
で崩落があり、通行止めとの事。”しばり”がいくつも重なった結果、ならば、泳ぎ系の沢だし・・・ということで、倉沢谷→塩地谷に急きょ変更。
されど、その奥多摩も・・・ということで、倉沢谷本谷のみ。いわゆる。倉沢橋から魚留橋までの下部を遡行することになった。。。

アプローチ:フィット
18:32自宅発→19:48久喜IC前通過→新狭山駅20:45→21:45鳩ノ巣駐車場
8:00倉沢橋基点発→12:05魚留橋→(魚留滝見学)→13:00倉沢橋基点着

北関東自動車道が繋がり、北アルプス、中央アルプスへのアプローチが非常に楽になった分、何度も足を運んだ奥多摩へのアプローチがえらく億劫に
感じる。圏央道が東北道に繋がるのは当初平成24年との事だったが、今回の震災が影響したのか、なんか大幅に遅れるようだ。。。(涙)

RURUさんとは新狭山駅で待ち合わせ。いつもの鳩ノ巣無料駐車場(softbank携帯OK、水洗トイレあり)に向かうが、御嶽を過ぎると雨がパラつきだす。
夜中も雨が車の屋根を叩く音であまり眠れなかった。。。
朝、目を覚ますとやはり雨。「今日は、もう無しかなぁー」 という事で、RURUさんとは初対面な事もあり、、ザイル操作等についての確認を車の中で行なった。
こうして。1時間近く待機してると雨がいつの間にか上がったので、とりあえず倉沢谷に行ってみることにした。
基点となる倉沢橋から倉沢谷右岸に伸びる林道も入り口で通行止めの看板がある。帰り道で位置が解ったのだが林道入り口から100m先位のところで
崩落しているので、”途中まで車で・・・” なーんて計画するのは無意味。 実はこの崩落、WEBで既知だったのだが、このご時世、民家も無い道の修理
など期待しない方が良いだろう。。。(涙)  ちなみに、この林道入り口に駐車スペースは3台。上手く停めれば4台といったところか・・・

さて、倉沢橋から下を覗いたのだが、木々が沢床を隠して、水量が見えない。一応沢装備をして出発。沢へは2つ目のカーブミラーのところから、
踏み跡を利用して降りていく。ザイルは必要ないが、割と急降下。

中津川を遡行したイメージを想像したが、水は茶色くなかった!!! まぁヤバけりゃ巻けるわけだし、行けると判断。遡行開始する。
倉沢谷基点の林道入り口
以外と普通の水量?!
遡行開始します

少し進むと、いきなり深そうな釜を持った小滝。正直、胸に付けたカメラを濡らすと、レンズ拭いたりしないといけないので、面倒なんですよねぇ
なので、あまり泳ぎたくないんですけど、この沢は巻いてしまったら何の意味も無いので、”あーカメラ濡らしちゃった” と僅かな泳ぎで突破する。
次の2段4m滝は水流左に取りついて突破。ここも胸まで浸かった。 この先も基本は水流通し。寒いなぁと思ってカッパを出そうとしたら、こんな日に
限って忘れてしまった。途中RURUさんが暑いといってカッパを脱ごうとしたので、お借りする。
最初の釜(カーソルあてて)
2段4m。ここから苦労せずに登れます
両手両足ツッパリが結構使えます。

今回、靴はアクアステルスを持ってきたが、まぁ労せずして登れる。フェルト靴両方持ってるなら、アクアステルスの方が摩耗しない分お勧めか・・・
滝の大きさはせいぜい4m程度。平水なら、滝つぼに巻き込まれる事も無いだろうし、果敢に突っ込む事も可能でしょう。
のっぺりした2m滝には残置シュリンゲが掛かっておりA0。
ヘツリで突破できます(カーソルあてて)
大岩が鎮座
のっぺりした2m滝。残置あり(カーソルあてて)

RURUさんも果敢に私が選択したルートでついてくる。岩潜りで通過する箇所を過ぎると、初めて滝らしい4m滝が現れる。これも右からへつって簡単に
超えた。さらにハング気味の右壁を持つ3m滝はこの良く見るとスタンスホールド十分で見た目以上に簡単に登れたが、RURUさんは取りつかずに右巻
き。
岩潜り
4m滝
ハング気味の右壁を持つ3m滝


これを抜けると、大きな石積み堰堤。魚道のトンネルを通過できる。左岸の見事な岩壁を見ながら少し進めば、魚留橋が見えてくる。時間は12時。
雨も降っているし、今日はこの辺で終了とする。すぐ先に魚留滝があるので、見に行く。4段に見えるこの見事な滝は最下段はトヨ状でのっぺりしており
取りつけず右岸から巻いて2段目は直登可能。3段目、4段目は絶望的という感じ。
”それじゃぁ戻りますかぁ”という事で林道利用で戻る。
潜れる石積み堰堤(カーソルあてて)
魚留橋到着
魚留滝(カーソルあてて)

P.S:水にどっぷり浸かって遡行する沢なので、夏がお勧め。林道は並行して通っているし、巻きも簡単なので、初級者も安心して楽しめる
   半日コースです。ザイル30m1本で十分です。 
   
概念図(クリックして)






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