2011年10月2日 安達太良 石筵川

メンバー:だーさん、ひろた
装備:ザイル8mm×30m(使用せず)
靴:アクアステルス
地形図:玉井、安達太良
遡行図はこちら

昨年から連絡いただいていた、だーさんとの初企画。お互いの体調だったり、天気の都合、さらには私が9月まで木金休みにシフトしたこともあり、
今回ようやくジョイント実現。当初、二口山隗の小松原沢を計画していたが、天気の都合で、安達太良 石筵川に変更。
この沢、高速ICからのアクセスも良くWEB上でも記録は多数あり、今年"岳人"にも掲載され、メジャー沢になっている。

アプローチ:フィット
19:13自宅発→20:05矢板→21:05磐梯熱海IC→21:25登山口基点→21:50仮眠ポイント着、
6:23母成グリーンライン登山口基点P→6:57銚子の滝→8:40 2段15m滝下→11:50→1375m(1:1)二俣、右に入る→13:00稜線登山道
→13:20下山開始→14:00和尚山→15:45母成グリーンライン登山口基点P

今回初顔合わせの”だーさん”が真岡まで出向いていただき、ご挨拶。早速出発 アプローチは磐越自動車道、磐梯熱海ICから母成グリーンラインに入る。
ふれあい牧場”のパーキングで仮眠を取ろうとしたが、ガッチリ入り口がゲートで塞がれていた。しかたなく銚子ヶ滝登山口を目指すが、
看板が夜では発見できず峠まで上がってしまう。Uターンしワインディングを下って、昔の料金所位置にあるパーキングで走り屋さんに
「すいませーん、道教えてくださーい!」と尋ねると、丁寧に対応していただいたが、今一つの解答。ただ・・・
「ここは、ワインディングを楽しむメンバーが結構集まるんですよ。特に今日は土曜の夜なんで、この道沿いでテント張るのは辞めた方が・・・」
「そ、そうですね(^_^);」
との事・・・ 詳しく聞くと、このパーキングから上に向かってスタートするらしいので、ふれあい牧場より、さらに下ったところで仮眠する。
それでも結構車の音は聞こえてきた。。。

翌朝、地形図まで取り出して母成グリーンラインを上がっていくと、道から1m以上奥まったところに登山口の看板を発見。これでは夜、車のライトでは
当たらないはずだ。この登山道の道路はさんだ反対側には15台程度は停められる駐車スペースがあるので、ここに車を停める。

登山道を入るとすぐにもう一本並行している車道に出る。これは”ふれあい牧場”から伸びている道路で、ゲートが空いていれば500m程歩く距離を
縮められるが、夕方5時にはゲートが閉められてしまうとの事。万一のことを考えれば、我々が使った母成グリーンラインの駐車スペースを利用した方が
良いでしょう。
基点から歩くこと30分で銚子ヶ滝に到着。30m程度の大滝で見事だけど、こんな滝、中津川で見た気が・・・この地域はこんな滝ができやすいのかな???
母成グリーンラインの駐車場と奥まった箇所にある看板
クマは出没程度にしてもらいたい・・・(^^)ゞ
銚子ヶ滝30m。中津川にこんな滝あったよね

銚子の滝は来た道を戻って右岸登山道で巻けるが、登り返す気力も無いし、つまらないので左岸巻きで落ち口ジャストに出る。
滝上はしばらく平凡な様相が続く。巨岩帯に入ると、岩潜りがあり、良いアクセントとなっている。平凡な様相のなか、突如として現れる2段15m滝
だーさんが躊躇なく水流右壁に取りつきクリヤー。ここは水流側に入らなければ簡単。残置シュリンゲもありV−
銚子ヶ滝上は平凡な様相が続きます
岩潜り
2段15m滝(カーソルあてて)

この滝上から、急にナメ床がずーーっと続く超癒し系に変貌 10mナメは滝とまで言えない寝ているもので、快適に進める。
ナメをしばらく堪能すると、7m滝。水流右の方が簡単だけど、敢えて水流左を直登する。まぁこちらも難しくは無い。
ナメが続きます
10mナメ
7m滝(カーソルあてて)

ナメ床はまだまだ続き、平凡な様相になったかと思うと15m3段滝。下段は水流左を。中段は両足ツッパリで、上段は水流間を登って突破する。簡単
そして滝上はまたナメが続く様相。その先の8m美瀑は水流右端から直登可能。
ナメは続きます
15m3段滝(カーソあてると最上段です)
8m美瀑(カーソルあてて)

この滝を超えて少し行くと右岸に絶好のテン場がある。1240m付近。 まぁ、いたる所で幕営可能な沢なので、苦労する事はないでしょう。
ちなみに、この辺りの平凡な様相のところにはイワナも散見される。
右岸から2本枝沢が入り、3m石積み滝を超えると1370m(1:1)二俣になる。ここは左が本流筋で、安達太良山頂付近に出る。ただ、内容は薄そうなので、
この二俣を右に入りショートカットすることにした。この二俣から少し進んだところで再び(1:1)二俣。ここも右に進路を取る。
1240m付近テン場
ナメの様相はまだ続きます
1370m(1:1)二俣

ここからは両岸の藪がうるさくなって来て、やがて笹藪に突入。背丈以上はあり、パワー勝負。たまに松が入るので、ルートどりも結構影コースタイムに
影響しそう。。。木に登ったりするが登山道は見えず。気力をそがれるが、尾根の手前側に登山道が隠れているので、見た目よりは登山道は近いところにあった。
30分の密藪漕ぎで登山道に到着。ここから和尚山経由で基点に戻った。登山道は明瞭
沢型から藪漕ぎ突入
登山道は遠い???
登山道到着(後ろは和尚山)
本宮方向
安達太良山を望む

P.S:石筵川は難しいところも無く初級者お勧めの沢です。ナメが多く癒し系。最後の藪漕ぎがしっかりまりましたが、1370m(1:1)を左に入ると
   多少部漕ぎは少ないかもしれません・・・?ザイルは8mm×30m1本で十分です。前夜の仮眠場所は要注意です。

遡行図(クリックして)







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