2012年7月29日 日光 鳴虫山 ヤキバ沢

メンバー:SACHさん、ひろた
装備:ザイル8mm×30m、カム 靴:アクアステルス
地形図:日光南部
遡行図はこちら

6月末に左太腿打撲、右膝打撲、下顎骨折の怪我を負ってしまい、1か月ぶりの沢登り。顎も折れたまま、太腿も膝もまだ完治していないが、
こんな時にピッタリの短い沢という事で、自宅から近いヤキバ沢をチョイス。地味な沢だがWEB上でもなぜか記録が散見。SACHさんに付き合っていただき、
この体調で、どこまで歩けるのかリハビリ遡行となる。

9:30基点発→9:50ヤキバ沢入渓点→10:35蛇沢/カニ沢二俣→11:37遡行終了点→11:52合峰(稜線登山道)、12:00下山開始
→13:00憾満ガ淵(大休止)、14:30基点P

日光街道をすすみ”はりまや橋”を過ぎたところで大谷川沿いの道を入って行く。道は細いが完全舗装。憾満ガ淵手前の無料駐車スペースに
車を停める(トイレ有、携帯繋がる)

ここから大谷川沿いの遊歩道を進めば”並び地蔵”を前を通るが、一本上の林道を歩いて行く。地形図の通りに林道(ほとんど使われていない)
がヤキバ沢左岸に伸びているので、迷う事は無いと思う。この辺りのヤキバ沢は用水路状になっており、右岸から堰堤上に出て入渓。
基点となる憾満ガ淵駐車スペース
日光宇都宮道路を潜るヤキバ沢
ヤキバ沢入渓点。

入渓して平凡な様相を進めば、右岸の岩が切り立ち、地形図に書かれた素麺滝が現れる。。。と、ここで、SACHさんが、巣から落ちたと思われる
カケスの子供を発見! あと3週間くらいで飛び立てそうだが、まだピーピー口空けてる状態。おにぎりを擦り潰してあげたら、飲み込んでました。
周りを見回しても巣は見当たらず。岩陰に置いて、先に進む。

素麺滝は登って解ったが、3m、4m、2段6m、4mの4つの滝で構成。今日はちょっと水量が少ない様だ。どの滝も難しくはないが、足が万全では
無いので、慎重に登る。
カケスの子供
素麺滝入り口の3m(カーソルあてて)
素麺滝2段6m(カーソルあてて)

素麺滝を超えると(2:1)二俣。ここから右が蛇沢、左が本流筋のカニ沢と呼ぶらしい。ここは本流筋のカニ沢に入る
みごとな日光杉
(2:1)二俣。左に入る

カニ沢に入ると。ナメ床が現れ、ゴルジュになり。6m滝が行く手を阻む。この滝は”餅洗滝”と呼ばれているらしい。遠目で見ると悪そうだが、
近くで見ると問題無さそう。楽勝なはずだが、もうこれ以上怪我出来ないと思うと、かなり慎重になる。SACHさんもノーザイルで上がってきた。
ここから先は概ね平凡。すると、かなり上流なのに石積み堰堤が散見されるようになる。
カニ沢に入ってからのナメ
6m餅洗滝
散見される石積み堰堤

水量も少なくなり、沢型を詰めあげると藪漕ぎ無しで、祠のある割と広い尾根に出た。この尾根は地形図には掲載されていないが、銭澤不動という
所に降りれる旧登山道になっているようだ。この尾根を詰めあげると合峰と書かれた1084mピークに出た。
ナメ床続く
最後の詰め
合峰(1084mピーク)到着。

ここまで左足太腿は問題なし。右膝もなんとか。持久力は9割方といったところか・・・。。。今回はムリをせず。一般道で下山する。下降は左太腿は
問題なかったが、右足で踏ん張るとまだ膝が痛む状態だった。今回は短い沢だったが久しぶりの沢だったこともあり、良いリハビリになった。
ゆっくり下山
並び地蔵
大谷川憾満ガ淵

P.S:敢えて他県から行くほどの沢ではありませんが、初心者を連れて行くには良い半日コースです。
   鳴虫山山頂から志渡淵川源流が伸びており、ここを下降ルートにとると一日楽しめるかもしれません。

遡行図(クリックして)



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