2014年4月12日 丹沢 河内川 ボウズクリ沢

メンバー:SACHさん、ひろた
装備、ザイル8mm×30m、カム、靴:アクアステルス
地形図:山北
遡行図・概念図はこちら

土曜夜にオケの練習が入っており、"この時期に行ける短めの沢"という条件で、先週行った火打沢の隣のボウズクリ沢を選択。こちらも入渓早々ボウズクリ滝という大滝があり、
その昔、お坊さんがここで滝修行を行い立派なお坊さんを育てるという意味から坊作沢(ボウズクリ沢)と名付けられたらしい。今回も予習少なく入渓してみることにした。

アプローチ(フィット)
17:37自宅発→R4号1車線18:28→19:02 R16横断点→19:30 南越谷駅、20:10初→20:22安行IC→21:30大井松田→21:59ダム公園
6:28基点発→6:42ボウズクリ沢入渓点→10:50 760m付近遡行終了点→11:00主稜線
→11:08 867mピーク→11:18不動山登山道→12:03基点着

ボウズクリの沢の基点も先週行った火打沢と同じく県道脇の駐車スペースとなる。せいぜい2台程度なので注意。河内川を渡る吊り橋を渡り、向かって
左が火打沢、右がボウズクリ沢だ。キャンプ場跡脇の踏跡を利用して、堰堤上に出ると早くもハイライトのボウズクリ滝になる。落差は43mと看板に
あったが、せいぜい25m位。直登はムリで右岸を小さく高巻く。
道路脇の駐車スペースを利用(カーソルあてて)
キャンプ場脇からボウズクリ滝へ
ボウズクリ滝25m(カーソルあてて)

頑張って落ち口ジャストに出るとすぐに3m滝。通常はこの滝も巻くことになるだろう。滝は連続し、4m5m滝と続く。4m滝は登れたが、5m滝はムリで
右岸巻き、すると5m滝上に3m滝が控えており、これも一緒に高巻いた。
4m滝は直登
5m滝はここで断念
3m滝も一緒に巻く

滝は連続し、今度は2m、4m滝・・・。2mは容易だが、4m滝は渋め。なんとかフリーで登って、SACHさんにはザイルを出した。このすぐ上に2段6m滝
あったが、倒木を利用して簡単に超える。
2m、4m滝
4m滝はちょっと渋め(カーソルあてて)
2段6m滝

この先、小滝を超えると7m直瀑。右岸を小さく巻くと石積堰堤があり、この上に出る。 平凡な様相から2段5m滝を超えると、2段15m滝となる。
水流右に取りつくが登れず、下段は右岸巻き。通常は上段も一緒に巻いてしまう様だが、上段は水流左から直登してみる。残置はなく、一か所ハーケンを
打ち、なんとか直上出来た(V+)
7m直瀑
2段15m滝(カーソルあてて)
2段15滝は上段を登る

2段滝上は癒し系。6m滝はツッパリで快適に超える事ができる。この先小滝をいくつか超えると、正面に大ガレが見えてくる。早くも終了? と思わせる が、
沢は右直角に曲がって、10m滝が行く手を阻む。水流左にバンド状が伸びているように見えるが、思いのほか悪く、右岸から高巻いた。
6m滝は快適に直登(カーソルあてて)
小滝を超えていくと大ガレが・・・(カーソルあてて)
悪い10m滝(カーソルあてて)

さらに、小滝を超えていくと、今度は7mCS。滑った水流左壁に挑むも、スタンスホールド共に良いものがなく断念、右岸を小さく巻いた。これを超えると
滝らしい滝は無くなる。途中たき火休憩を入れて進むと、水枯れ・・・沢型は続くがパッとしないので、760m付近で沢型を離れ右岸尾根目指して
登っていく・・・。  丹沢らしく、藪漕ぎは一切無い。登りきった所には鹿よけネットがあり、これに沿って上がっていくと主稜線に出た。
7mCSに挑むが登れなかった。
平凡な様相になります。(カーソルあてて)
760m付近で沢型を離れる

ここの尾根には登山道は無い。尾根を忠実にたどって867mピークを目指す。ピークには特に山名を記載する看板なども無く”神奈川県森林公社”の立て
看板があるのみ。ここで磁石を取り出し、不動山への登山道めがけて下ると地形図の通りの高度で登山道にぶつかった。登山道から基点までは
1時間見ておけばよいだろう。
867mピークへ(カーソルあてて)
867mピークから不動山登山道へ
1時間の下りで基点に戻る

P.S:ボウズクリ沢は隣の火打沢よりは1ランク簡単な沢です。中盤までは滝が続きますが、後半はやや単調な印象。早春の足慣らしにはお勧めです。
   ザイルは30m1本で十分でしょう。

ボウズクリ沢遡行図(クリックして)
ボウズクリ沢概念図(クリックして)


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