2014年5月10日渡良瀬川流域 小中川 ヒライデ沢→弓ノ手沢下降

メンバー:kawahagiさん、ひろた
装備、ザイル8mm×30m 靴:アクアステルス
地形図:袈裟丸山
遡行図・概念図はこちら

翌週、オーケストラの演奏会を控え、どうしても怪我が出来ない今回は近場・癒し系ということで、群馬県渡良瀬川流域の小中川で唯一残っていた
ヒライデ沢を選択。久しぶりにkawahagiさんに連絡を取ると一つ返事でご一緒していただけるとの事で、ありがたくご同行願って遡行することに。

4:17自宅発→4:35 R4小金井交差点通過→4:42 R50交差点→5:30大滝流IC通過→6:00道の駅「くろほねやまびこ」
7:45折場橋基点発→8:20 1300m(3:1)二俣→9:50稜線登山道着→10:12ヒライデ沢/弓ノ手沢中間尾根着
→10:25 1730m中間尾根鞍部から下降開始→13:53林道(八子岩橋)→14:43折場橋基点着

道の駅「くろほねやまびこ」で待ち合わせ、Kawahagiさんとは、クマの襲撃に遭って以来なので、約3年ぶりになる。俺はクマに負け、彼はクマを追い
払った。。。あの時、どちらかが重傷を負っていたならば、それぞれ多少違う人生を送り、今回この遡行が実現したかは解らない。

車1台にして、ヒライデ沢基点となる折場橋に向かう。道は完全舗装。折場橋横に2台分の駐車スペースがるが、ここが塞がってる場合は、ここから数100m
先の折場登山口に車を駐車すればよい。
駐車ポイントからヒライデ沢右岸で4つの堰堤を超えて入渓。早速2条5m2段7mと快適に超えられる小滝で足慣らし。これを超えると平凡な感じ。。。
チョットした淵も見られるが、魚影は確認できない。 ナメの小滝を過ぎて5m滝が現れるが、あえて難しいラインを選ばない限り、何ら問題なく超えられる。
折場橋横の駐車スペース(かーそるあてて)
2条5m滝
2段7m(カーソルあてて)

この先の2段4m滝で、左岸から顕著な枝沢が合流。2段4m滝を超えれば多少の癒し系小滝を残して概ね平凡な様相になる。少し行くと、使うことは無い
だろうが、良い感じのテン場を右岸で発見。この先の3段8mナメ滝は傾斜も緩く、完全癒し系。さらに次の3段6mナメも何ら問題無い。ここを超えると
沢は明るく広がり、とくに右岸は草地が広がり気持ちがよい。。。後は魚影が走れば文句ないのだが・・・。
2段4m滝で左岸枝沢が合流(カーソルあてて)
癒し系の小滝とテン場(カーソルあてて)
3段8mナメと右岸草地(カーソルあてて)

この先、時折現れる小滝を超えると1300mに位置する(3:1)二俣。左側本流には7mの階段状滝が掛かっているが、これも全く持って問題は無いだろう。
1300m二俣からは、3m滝クラスの滝が2,3出てくるだけで、ひたすら平凡といっていいだろう。二つのインゼルを超えると1590mに位置する二俣。一般
登山道で折場登山口に下りるなら右、弓ノ手沢側に移動するなら左に入って1730m鞍部を目指すと良いだろう。我々は、取り合えず右に入った。
1300m(3:1)二俣
滝は出てきてもこの程度(カーソルあてて)
1590mに位置する二俣。

この先2mの小滝がひとつ出てきて水が涸れる。沢型は登山道に平行に伸びているので、適当なところで遡行を打ち切り左岸に上がって数分、登山道に
出た。時間はまだ10時前・・・2時間半で遡行が終わってしまった。。。せっかくKawahagiさんが着てくれたのにチョット申し訳ない。。。帰りが大変だけど、
弓ノ手沢を下降を提案。了承を得る。弓ノ手沢の下降はつい先月下ノ滝沢の下降で使ったので、ほぼ踏跡も熟知。

弓ノ手沢の下降は、いったん前袈裟丸山に向かって登り、山頂付近から南に伸びる、ヒライデ沢/弓ノ手沢を分ける中間尾根を1730m鞍部まで下って、
そこから下降することにした(概念図参照)

ヒライデ沢遡行終了点から一般道を15分強を登る間に一般登山者と多くすれ違う。袈裟丸山は結構人気のある山のようだ。 中間尾根はガスって無けれ
ば判別は簡単。少し入ると薄い踏跡が付いていた。1730m鞍部は草付きで明るい。10時25分、ここから弓ノ手沢の下降を開始する。
笹が覆ってくる源頭の様相
稜線登山道に到着
ヒライデ沢/弓ノ手沢中間尾根を下ります。

沢型に入るとザレた感じ。途中雪渓が出てくるが、量も少なく問題ない。本流筋と合流すると、水も多くなってくるが、まだこの辺りには魚影は無い感じ。
水が増えたところで、竿をだすと早速20cm弱のイワナが掛かった。Kawahagiさんは竿を忘れてしまった様で、自分ひとりで竿を出していても申し分けない。
リリースして、竿をしまった。
弓ノ手沢の下降(カーソルあてて)
本流の様相
場所が場所だけにニッコウイワナ

途中焚き火休憩で、しばらく会っていなかった頃の話で盛り上がる。弓ノ手沢は下流部に滝が集中するが、すべて巻き道が付けられており、下降はこれを
利用すると早い。あっという間に弓ノ手沢入渓点に位置する八子岩橋に到着。

初めからこういう計画だったら、初めから車2台でアプローチしていたのだが、いまさら後の祭り。地形図を見ると、八子岩橋は980m、折場箸橋1180m・・・
標高差200mを林道使って歩いて上がるって、チョット気合がいる・・・。。。まぁ運動がてら歩き通して50分で折場橋に到着した。
下降を続けます(カーソルあてて)
下流部ゴルジュは踏跡で巻きます
八子岩橋から気合の林道歩きで基点へ

P.S:ヒライデ沢は完全癒し系の沢です。両岸の様相は割りと良いので初心者を連れて行くには良いでしょう。弓ノ手沢を下降しましたが、折場橋にチャリをデポして、
   弓ノ手沢→ヒライデ沢下降の方がお勧め。ザイルはヒライデ沢だけなら20mあれば十分です。

ヒライデ沢遡行図(クリックして)
ヒライデ沢概念図(クリックして)




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