2014年6月28日 五頭 安野川 大沢 中ノ沢

メンバー:ひろた、他1名
装備、ザイル8mm×30m 靴:アクアステルス
地形図:出湯
遡行図・概念図はこちら

関東甲信越が梅雨入りしてからというもの不安定な天気予報が続く。 ただ今年はワールドカップイヤー、体調も崩したのでガッツリ観戦モードに突入。。。
日本の試合内容はガッカリだが、学生のころから応援しているドイツは欧州の強豪国が予選敗退する中、予選トップ通過!!!
さて。。。この週末も各地で不安定な天気予報・・・唯一、五頭が土曜日帰りなら遡行できそうだったので、前回、遡行した安野川小倉沢の隣に位置する大沢の本流筋、
中ノ沢をチョイス。

18:55自宅発→19:25石橋駅→20:10宇都宮IC→22:20阿賀野川PA、5:40阿賀野川PA→5:46安田IC→6:00安野川左岸林道基点P
6:20基点P発→6:30入渓点→9:20湯花沢出合→10:10ガンケ沢/与平沢/中ノ沢出合(ゴルジュ内三俣)中ノ沢遡行→13:20稜線登山道
→13:30菱ヶ岳、13:43下山開始→14:58菱ヶ岳登山口着→15:02基点P着

国道290号線、村杉温泉入口から、安野川左岸林道に入る。道は全舗装。菱ヶ岳登山口に車を停めても問題ないが、少し先の林道が左岸から右岸に
横断する手前の駐車スペースに車を停めた。ここはSoftbankは使えないが、確か場所によっては使えたはず。docomoは問題無し。

安野川にかかる橋からは沢には降りれないので、橋の脇、安野川左岸に伸びる薄い踏跡をたどって入渓。沢に降りたところは丁度、小倉沢と
大沢を分ける(1:1)二俣手前だった。大沢へ入るとすぐに堰堤があり、これを左岸から巻いてあがる。左岸踏跡はここまで伸びているようだ。
基点駐車スペース
車道から安野川(カーソルあてて)
小倉沢、大沢出合(カーソルあてて)

堰堤上に上がると、ゴルジュ風になり、その奥に最終堰堤が控えていた。これも左岸から超える。沢は完全癒し系の様相で出てくる滝は2m以下
の物ばかり、病み上がりにはちょうど良いかも。魚影はこの辺りでは見ない。隣の小倉沢は先日遡行した時、他のパーティも2,3入っていたが、
こちらの沢はマイナーらしく、本日入渓したのは我々だけみたいだ。難しい滝は一切なく、淵もあるが、腰上程度で突破可能。もちろん腰すら濡らし
たくなければ、小さく巻くことも可能だ。
ゴルジュ奥に最終堰堤
2条小滝
釜に入ってもこの程度

しばらく進むと魚影が現れたので竿を出して進むが、スレているのかなかなか食ってくれない・・・。また、沢幅が狭いので、周囲の木に糸がひかっかり
安いので、私みたいな素人だと、なかなか厳しいものがあった。ようやく、滝らしい3m滝を見ると、その手前で左岸から湯花沢が入る。名前が付けられて
いる沢だが、藪沢っぽく遡行価値は低そうだ。この先で、ようやくレギュラーサイズのイワナ一匹を釣り上げたが、リリースして、今回の竿出しはここで
終了。
この辺りから竿だし
居るんだけどなかなか釣れない
湯花沢出合にかかる3m滝

少し進むとミニゴルジュの中で顕著な二俣となっている。ゴルジュを奥まで入ったら、二俣ではなく、最奥でまた二手に分かれ三俣となっていた。
高度計と地形図を照らし合わせると、ここは485m付近のガンケ沢、与平沢、中ノ沢に分岐するところの様だ。今回は峡彩ランタン会の『五頭山塊の沢』の
98年に描かれた遡行図を持って行ったが、この遡行図ではまず、ガンケ沢と与平沢が分かれ、その直後で与平沢と中ノ沢が分かれるように書かれて
あるが、現在では中ノ沢の流れが変化し三俣状になっているので、この遡行図を持っていく人は注意が必要だ。中ノ沢に進路を取ると、すぐに倒木の
ある5m滝。これは直登可能。
三俣ゴルジュ(右から中ノ沢が入る)
ゴルジュ奥でガンケ沢と与平沢がぶつかる
中ノ沢最初の5m倒木有

滝上ですぐに2段5m滝が続き、ここから滝が多くなるようだ。 この先、沢が右に屈曲し6m滝かと思ったら3段12m滝だった。1段目は左から巻き気味に
あがり、2段目は直登。3段目は水流左に取りつこうとしたが断念して、右から小さく巻いて超えた。
2段5m滝(カーソルあてて)
6m滝かと思った3段12m滝(カーソルあてて)
2段目上から3段目にトライするが・・・(カーソルあてて)

滝上は小沢のような雰囲気になるが、沢幅が広がると見事な7m滝。これは全く手が出ず。少し戻って左岸を巻く。ここから先、3mトイ状は左から
2m大岩滝は水流通しで・・・とボルタリングの感覚で登っていける。渋い小滝はSACHさんが先に高巻いて、シュリンゲ出してもらって突破したところも
あった。
7m滝は左岸巻き(カーソルあてて)
3mトイ状は左から
2m大岩滝(カーソルあてて)


幾度も出てくる小滝群を超えていくと710mに位置する(2:1)二俣。ここは水量の多い左を選択。
この程度の小滝が続きます
小滝-2、-3(カーソルあてて)
710m(2:1)二俣を左に入る


ここからはトイ状&の小滝が多く出てくる。1か所は右岸を小さく巻いて、あとはすべて直登したが、割と難しいところもあり、#0.4カムで、セルフを取って
突破したトイ状滝もあり・・・。SACHさんにはシュリンゲをつないで上がってきてもらった。途中振り返ると日本海が展望できる。
トイ状滝-1
トイ状滝-2
カムを使ったトイ状滝

トイ状の小滝群を超えると、水量は乏しくなる。二俣はすべて左を選択。詰めに藪漕ぎは無いが、登山道に出る直前はツル草がうるさい。13時半前に
稜線到着。登山道は明瞭。菱ヶ岳を経由して下山する。
源頭部から最後の詰め(カーソルあてて)
菱ヶ岳山頂(カーソルあてて)
登山口到着♪

P.S:大沢は隣の小倉沢より、おとなしい印象。三俣までは完全癒し系。中ノ沢に入ると滝が多くなりチョットテクニカルな所もあり。ザイルは30m1本あれば十分で、
   長めのシュリンゲを多めに持っていた方が良いかも。テン場はあまり良いところがありませんでした。

大沢中ノ沢遡行図
安野川流域 概念図


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