2015年5月4日 鈴鹿 野洲川 元越谷

メンバー:ひろた、他2名
装備、ザイル8mm×30m、カム#0.4、#0.5、 靴:アクアステルス
地形図:伊船
遡行図、概念図はこちら

”GW関西沢ツアー” も四日目にして最終日。。。天気の都合で鈴鹿方面に。当初神崎川流域で考えていたが気温も低いので、事前に用意しておいた元越谷に急きょ変更となった。
今日は体調が回復した河田さんも含め3人での遡行。


17:55道の駅「杉ノ湯川上」発→亀山PA(仮眠)、5:50同発→6:05四日市IC→6:40神崎川入口→7:45野洲川林道ゲート着
8:15ゲート発→8:50入渓→8:55 530m右岸枝沢出合→10:00仙ノ谷出合(焚火休憩)→11:40仏谷出合→12:35稜線登山道
→12:50水沢峠→14:15ゲート着

14:40ゲート発(食事)→16:20四日市IC、静岡SAで1時間半ほど(仮眠)→23:40寒川南IC→24:00香川駅発(新湘南バイパス→横浜新道→首都高)
→25:15新井宿(一般道)→26:48自宅着

元越谷だが、地形図には沢名が記載されていないので概念図を参考にしてほしい。鈴鹿山塊の南部の西面に位置。国道477号(鈴鹿スカイライン)から
入った所にある。 野洲川左岸林道はフィットでギリギリ下を擦らない程度。少し入るとすぐにゲートになる。駐車スペースは3台。若干戻った所にも1,2台
携帯はここまで入るとsoftbankでは圏外。歩きだしてすぐに林道が左岸から右岸に横断。さらに猪足谷への分岐を過ぎ、林道が大きく左に曲がる所で
沢に降りる。ここでゲートに停めていたと思われる釣り人と遭遇、先に行かせてもらう。
ゲート手前の駐車スペース
林道が左に曲がる所から降りる
先行する釣り人をPASS

ここから堰堤は3つ現れ、すべて左岸巻き。3つ目の堰堤は50mほど手前から巻くがトラロープあり。少し河原状を進んでいくと大釜。魚影は無い。この先、
岩が大きくなってくると元越沢最大となる15m滝が現れる。落ち口右側に残置ロープが付けられている。この滝は最後の落ち口が核心だが、残置を使わ
なくても、登れた。お二人にはお助け紐を出して上がってきてもらう。 
大釜は左から
15m滝が見えてくる(カーソルあてて)
15m滝を登る(カーソルあてて)

15m滝すぐ上の4m滝は水流左から。この上は癒し系の様相。白っぽい花崗岩が発達しており、うわさ通りとても綺麗。この様相が元越谷のハイライトと
言っても良いのだろう。

4m滝(カーソルあてて)
癒し系の様相-1(カーソルあてて)
癒し系の様相-2(カーソルあてて)

癒し系4m滝を超えると(1:1)二俣。左が仙ノ谷と呼ばれ、水沢峠(すいざわとうげ)へ通じているようだ。ここを右に入った所で休憩。今日は前日からの雨と、
現在の霧雨の中、薪は完全に濡れているが、河田さんが用意してくれたバーナーで気合の着火!これはスゴイ!
すっかり暖り、もう終わりでイイんじゃね?
気分にもなるが、遡行を続ける。。。

ここからは概ね平凡な様相で、癒し系小滝が散見される感じ。。明るい花崗岩なので平凡な様相でも気持ちが良い。
仙ノ谷出合
もはや敵なしバーナー着火!!!
癒し系小滝が散見(カーソルあてて)

この先、670m付近で、左岸から水量比(4:1)の枝沢が入る。左の本流は本流。ナメの小滝と3m滝。この先は平凡な様相が続く。しばらく進むと4m滝で左岸から入る枝沢が現れる水量比(1:1)。右は仏沢と言うそうだ。ここは左の本流筋に入る。
(4:1)二俣 (カーソルあてて)
何処までも癒し系
仏沢出合

すると、狭いミニゴルジュ。奥に2段5m滝が控えているが快適に登れる。濡れても良いならど真ん中から進めるが、全員あまり濡れたくない気持ちが強く
へつりで進む。この上の4m3条滝も快適。この先で水量比(3:1)で左岸から枝沢を見ると左岸に1枚岩の壁が続く
狭いゴルジュの奥に2段5m滝
3条4mも快適に
1枚岩の右壁が続く(カーソルあてて)

するとその奥に10m滝。これも難しいものでは無く、水流沿いでノーザイルで全員登って行く。この先の4mトイ状を超えれば、源頭の落ち着いた様相に
徐々に変化。左岸から枝沢などが幾つか入るが、顕著な沢筋をチョイスして進んでいくと稜線らしきものがすぐ近くに見えてくる。藪漕ぎも無く上がって
行けば、労少なく稜線登山道に到着
10m滝も快適に(カーソルあてて)
4mトイ状を超えると源頭の雰囲気(カーソルあてて)
顕著な沢筋で詰める(カーソルあてて)

登山道は明瞭。ちょっと北上すると水沢峠だ。ここから仙ノ谷沿いの登山道を下って行くが、すぐに道は不明瞭になる。赤テープも少なく。沢沿いに時折
見かける崩れたケルンが目印。まぁ沢通しに歩いても問題はないだろう。しばらく下降を続けると。地形図にある通り630m付近で林道末端に出た。
この林道。九十九折に登って行くところもありカッタルイが、林道末端から1時間5分でゲートに到着出来た。
水沢峠
こんなケルンが目印
九十九折の林道を帰る。

時間は14時過ぎ・・・3日間お世話になった河田さんと四日市市内で別れ、一路関東に向かう。5/4だったこともあり思ったほどの大渋滞は避けられ、関東
に。丁度24時にΣさん宅に到着、ここからは道も空いており思ったよりも早く自宅に戻る。

P.S:鈴鹿 癒し系の代表格の沢との事でしたが、確かに明るい花崗岩の沢で綺麗でした。天気が良ければもっと綺麗でしょう。濡れないので新緑、晩秋にお勧めです。
   ザイルは30m1本あれば十分。魚影は薄いです。


遡行図(クリックして)
概念図(クリックして)


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