2016年7月10日 会越 叶津川 小三本沢
メンバー:ひろた単独、
装備、ザイル8mm×30m、カム#0.4、#0.5 靴:イドログリップ
地形図:守門岳、只見
当初、奥秩父の沢を計画していたが、同じ時間で自宅から下道で3時間強で行ける会越の沢も行けそうな天気予報になったので、アブが出る前に・・・と、急遽予定を変更。
癒し系の沢が多い叶津川流域から、今回は日帰りで行けそうな小三本沢(しょうさんぽうさわ)を選択した。 16:55自宅発→17:58片岡駅→20:10只見駅(仮眠)、4:17同発→4:27叶津川浅草岳登山口着
4:50登山口発→5:30小三本沢入渓→8:43安沢出合、(9:30-10:55大休止)→12:30大滝下→14:40登山道横断点、
15:00下山開始→16:30基点P着 会津田島経由で只見駅に向かう。塩原を抜けてしまえば信号も少なく下道でも快適。。。只見駅には綺麗なトイレもあり、駅前に駐車できるので叶津川 小三本沢は比較的長いので、途中魚影を見たら竿も出したいという思いから4時過ぎに起きて叶津川の浅草岳登山口に移動。ここは10台以上のクルマ
少し進むと両岸が立ってきて、その先に堰堤が現れる。堰堤右にトラロープがぶら下がっているがヌルヌルで使えず、唯一の弱点である左岸切れ込み 崩壊地はまだ続き、720m付近で出合う右岸枝沢を見たところで崩壊地は終了。すると、水の濁りも無くなり、魚影が現れた! ここから平凡な様相を進む
とインゼルかと思わせる安沢出合になる。この少し先で1時間半の大休止。日帰り沢なのに、焼き魚とイワナを楽しむ。この先は小滝が散見する平凡な 様相で、途中右岸枝沢にかかる10m強の滝が左手上部に見えて良いアクセントになっていた。 すると両岸が草付ゴルジュになり小滝ながら連瀑帯を迎える。最初の3mは水流右を登れたが、二つ目の3mは釜も深く取り付けず左を小さく巻く。さらに
その上の3mCSを水流左を直登。その上の2条2m、3mとクリヤーしていく。 連瀑はここで終わるが、草付ゴルジュはまだ続く 。さらに4m滝。2条3mを超えると草付ゴルジュが終了。ここで958mで出合う右岸枝沢が入る水量比は (1:3)。この枝沢はエスケープルートに使える。時間は丁度12時前。予定通り本流遡行を継続する。。。釜を持った小滝を超えるとまたすぐに二俣が出て来た。ここも水量比は(3:1)。本流筋にはナメの小滝が掛かっている
ここから先も、5m以下の小滝が散見されるゴーロ状が続く。ただし、テン場になりそうな河原は全く見掛けない。しばらく進むと。前方にハイライトの大滝が
見えてくる。下からは15m滝に見えるが、登ってみると、さらに上に4m、18mと続く3段滝になっている。。。下段15mは垂直で手が出ず右岸を巻くが、岩壁 の途中からショートカットする。もちろんあまりよくない。すると、2段目4mの上に出た。上段18mは順層の階段状で滑るが快適に登って行ける。全部高巻きし ないでヨカッタ!
滝上は一瞬だけ岩盤が発達した様相になるが。すぐにゴーロ状になる。なんとこの大滝上にも魚影を発見したのには驚いた!・・・となると大滝上に良い テン場があれば申し分ないのだが、地形図ではいくらでも極上物件が見つかりそうな大滝上に幕営適地は全く見受けられなかった。。。 この先、滝らしい滝はほぼ皆無で、両側の灌木が若干うるさくなってくる所を抜けると草原地帯に出て登山道横断点となる。この登山道横断点は、 進行方向しか見ていないと解りにくいので、草原地帯に出たらチョクチョク振り返りながら進んだ方が良いだろう。
地形図では登山道を数十m歩けば避難小屋がある様に記載されているのだが、避難小屋は無い・・・後日調べると平成21年に撤去された様だ。 時間は15時前・・・。1kmチョット登れば浅草岳山頂だが、いつか大三本沢を遡行した時のお楽しみに取っておく事にして、このまま下山する。。。 途中、沼の平コースの方はトラロープが張ってあり、もはや一般登山道では無くなった様だ。遡行終了点から約1時間半で基点の登山口に戻った
P.S:小三本沢はゴーロ状の区間が多いですが、崩壊地が作り出す景観、大滝もあり、日帰りの沢としては充実の内容でした。魚影があるので宴会向きの沢と
言っても良いですが、安沢出合を超えると良いテンバはありません。故に、土曜早出が出来ない場合の1.5日沢として計画されるとゆっくり楽しめると思います。 ザイルは30m1本で十分です。 |