2017年3月25日 鈴鹿 三滝川 東多古知谷(敗退)
メンバー:RURUさん、ひろた
装備、ザイル8mm×30m、カム#0.4、0.5 靴:イドログリップ
地形図:御在所山
「暑さ寒さも彼岸まで・・・」というが関東はまだまだ寒い。。。だが、南紀まで行ければこの時期でも充実した沢登りが楽しめる。そこで、今年も昨年に引き続き、
南紀沢ツアーを5泊5日で計画。初日の1本目は南紀の天気の都合により鈴鹿 東多古知谷(ひがしたこちたに)をチョイス。短い沢だが滝が多く、百間滝という 登れる大滝で有名な沢のようだ。今回単独では無いので、栃木在住の自分にとっては滅多にないチャンス。なんとか登れれば・・・。 13:43自宅発→15:00古河駅発→15:40久喜IC→18:15静岡SA→20:43御在所SA、7:02同発→7:11四日市IC→8:05
R477ゲート着
8:25ゲート発→9:25東多古知谷入渓→10:00-10:15百閒滝下(敗退)→12:20 ゲート着
13:25-14:15亀山温泉白鳥の湯→(オール無料区間)17:35尾鷲北IC→19:10道の駅「熊野川」 今年から取れるようになった半日有休制度を利用して久喜ICを早い時間に乗ることが出来た。圏央道-新東名と渋滞は無かったが、自宅から7時間で
御在所SAに到着。。。先日、オール下道で丹沢湖まで6時間掛かった事を考えると、いかに首都圏の道路事情が悪いかが判る。。。 朝起きると、鈴鹿山脈の沢筋にはまだビッチリ雪渓が付いているのが見え、とっても嫌な予感。。。時間は7時過ぎ。もう、鈴鹿に行くしかない。 四日市ICから国道477(鈴鹿スカイライン)を進むと、なんと国道が冬季閉鎖! RURUさんのスマホナビだと東多古知谷まで車で4分の位置らしい。 「まぁいいか・・・」と、ここから歩いたが、国道が冬季閉鎖の場合は湯の山温泉内を通る県道577号に入り、鈴鹿スカイラインにぶつかる所に20台ほどの 駐車場が設けられているので、こちらに入った方が断然良い。1時間国道を歩いてようやく東多古知谷に到着。右岸に付けられた登山道を利用して堰堤 上に出る。雪が積もっており、左岸の岩壁が凍りついている・・・。
テンション下げ下げだが、まぁ目の前のCS滝は雪が付いていないので取りついてみる。乾いた岩に足を置くとスッっと滑った! どうも薄く氷が張りついて いる模様。ガバを取っていたので落ちなかったが危ない所だった。。。ハンマーで滑ったスタンスを叩いてみると、やはり薄い氷が割れる。。。通常なら そのまま直上だが、ムリせず。飛沫が掛かりそうもない右の灌木に向かって登ってCS滝をあがり、RURUさんにはお助け紐を出して上がって来てもらう。 滝上に出て、前方を望むと、雪渓がビッチリ・・・だめだこりゃ! これじゃ進んでも楽しくない。あとは何処で引き返すかだけだ。。。まぁ、もうちょっと進んで 見ますかと言う事で、雪渓の踏み抜きに注意して進んでいく。すると10m程度の滝が右から落ちている。この滝も、中途半端に凍っているが、その奥に 大滝が顔を出している。どうも百間滝は入渓してすぐに出て来る事をここで知る。せっかくここまで来たので百間滝くらいは拝みたい。この前衛10m滝は右 の灌木帯で小さく巻いて上がることにした。 すると、眼前に百閒滝が登場。高さは70m程度は有ろうか。実にお見事!!! 折角なので登攀ラインくらいは見ておく。下段5~6mは寝ているので、
そこまでは氷を割りながら登って行く。核心はこの上の右ルンゼを上がる所の様に見受けられる。この取り付きには3,4か所残置ハーケンが打ちつけら れて居るのを確認。ルンゼに取りつく2m程度が立っているので、1ポイントA0か・・・? 水量が多いとこのルンゼに水が流れるので、難度は上がるだろう。 今日は水量も多く。半分凍っているので、見極めだけで終了。。。通常の状態であればⅣ、A0と言った所だろうか・・・ P.S:今回は凍結敗退だが、何かの折にリベンジですかね。百間滝直登の場合はザイルは40m以上有った方が良いでしょう。
靴はラバーソール。隣の西多古知谷の大滝の方が1ランク難しい様です。さらに御在所山周辺の沢も遡行対象なので、 下降に使ってみるのも良いかも・・・ |