2005年7月30日 丹沢 早戸川 原小屋沢

メンバー:かっきーさん、きむひろさん、moto.pさん、ひろた
装備:9mm×45m、フェルトソール
参考ガイド:東京周辺の沢
地形図:大山

今回は早戸川流域の原小屋沢と円山木沢の2本の沢を雷平をベースに1泊2日で回る計画を実行した。

3:10自宅発→(R4)5:00首都高新井宿→6:05相模湖東IC→6:30宮ヶ瀬湖ビジターセンター着、→7:40早戸川林道ゲート着
8:15出発→9:15雷平、9:45同発→12:00鎖のある滝→12:55原小屋平着、13:13同発→13:52蛭ヶ岳山頂、
14:35下山開始→15:40雷平着(幕営)

いきなり早戸川林道ゲート集合では、チョイト危険な為、宮ヶ瀬湖ビジターセンターに集合。(携帯は繋がる) かっきーさんとは初顔合わせ。
この駐車場は有料なので、ここに車はデポせず。車4台で早戸川の林道に移動。早戸川の"渓流釣り場"みたいな看板に沿って進む。
道は最後まで全舗装。林道ゲート手前はそんなに車が止められるスペースは無かったが何とか4台分を停められた。スペースが無い場合は
数百m手前の丹沢観光センターの駐車場を利用すればOK。

 まずは、原小屋沢の基点となる"雷平"にむかう。ゲートから大滝沢の大滝までは一般登山道が通っておりこれを利用。1時間で雷平に到着。余分な荷物
をデポ。こうして居る間に、早くもヒルの襲撃。とっとと原小屋沢の遡行に入る。
林道終点。駐車スペースは少ない
雷平到着
遡行開始

原小屋沢の水量は丹沢とは思えないほど多く上信越の沢を遡行している感覚でゴーロ帯を歩くのもなんとなく気持ちいい。”大岩の滝”
いうのがあるらしいが私は全く気づかず通り過ぎてしまったようだ。
最初に現れる、見事な"雷滝"はものすごい水量!それにも負けず滝行やってる"お方"も居て早くもハイテンション!
この滝はチョイト右端に取り付いてみたものの、途中断念しそのまま右から巻いた。
大岩の滝
水量豊富な原小屋沢
雷滝(カーソルあてて)

"雷滝"を越えると釜を持つ5m弱の滝が何個も現れるが、かっきーさんがいきなり泳ぎだすのを見て、みんな負けじと入水モードに突入。
しかし、倒木のある小滝でかっきーさんが足を滑らし滝壷に落ちてしまった!!!

………。。。………

水量の多さ&倒木でザックが引っ掛かったりしているのか。時間が凄く長く感じる。
と、       ザバァー!!!

「いぁ中はマッシロだった!」
                      いやぁーホッとしましたぁ。

この先も水と戯れながら進むと二俣に到着。ここを右に入るとバケモノ滝10m。これは登れそうな感じにも見えるが右から巻く。
水と戯れながら進む(カーソルあてて)
二俣(右に入ります)
バケモノ滝

次の3段20m滝はガイドに左岸を巻くと書いてあったせいか、先頭を行くmoto.pさんが手前で躊躇していたが、そう難しくは無さそうなので、私が偵察に
行く。1段目を軽く突破し『行ける!』とサインを出したが、誰にも信じてもらえず、最後まで私が登り終えるのを見届けてから取り付いて来た(笑)
多少濡れるが泳ぎ無しで3級レベルで突破可能。

右から15m滝が入るところの景観は美しく。晴れていればなおさらだろう。次の10mのっぺりしいるのでで巻いた。
3段20m滝
3段20m滝を超えて
右から15m滝
10m

そして最後の大滝となる"カータゴヤの滝"はおよそ3段になっており下段は容易。中段は階段状で登れそうだが、相当濡れる覚悟が要る。
ど真ん中から取り付こうとしたものの、すぐに断念。。。それを見たメンバーはそそくさと水流左端に廻る。。。 私も後を追うが、どうもそのラインからも
直登は難しいようで、moto.pさん、かっきーさんは中段を登りきらずに左から巻きに入った。私は草木を利用し中段を突破。そのまま上段も直登していった。
 
この上の"鎖のある滝"はガイドには左から巻くと書いてあるが、そもそも鎖自体が沢と同化しており、moto.pさんが気付かなかったら、判らなかった
くらい。。。気付いた時には既に突破していたので、直登も可能なわけだ。
カータゴヤの滝(カーソルあてて)
カータゴヤの滝上


この滝を過ぎるとようやく源頭の様相になるが、この様相が延々と続く。水流もなかなか無くならない。二俣も随所に出てくるが、概ね左に入る。水も涸れ、窪
を歩いていくと、左の尾根に登山者の姿。

             「なんだここじゃん!」

と出たところはちょうど原小屋平のすぐ近くだった。
平凡になります
源頭の様相が長く続く
原小屋平

さて、下山ルートであるがガイドにあるとおり、姫次から下山した方が、先ほど遭遇したパーティを見る限り若干であるが早いようだ。

我々は蛭ヶ岳山頂から雷平に降りるルートを選択。つい数ヶ月前に関西から転勤してきたかっきーさんは、関東初100名山の登頂になるらしい。
実は私もこの山に登るのは初めて。だが、この登りはかなりキツかった。

蛭ヶ岳山頂から雷平に降りるルートは山頂にある小屋の裏から伸びている。目印もしっかりあり、思った以上に踏まれていた。降りたところはちょうど
原小屋沢"雷滝"のすぐ下だ。
 
明日は円山木沢を計画しているので雷平で、幕営地をさがす。多少の整地してタープを張った。ここはヒルの攻撃も無い。
moto.pさんが冷麦を用意してくれ、山に入ると食欲が少なくなる私もこれなら結構食べれる。
沢登りの格好だけであればシュラフカバーに夏用寝袋があれば朝も暖かく寝れた。
ここから下ります。
雷平で幕営
概念図(クリックして)



P.S:水の多い原小屋沢はなんといっても夏がオススメ。水に負けない気合があれば我々が巻いたりした滝も直登できるかも。
   ザイルは30mで十分です。 
  



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