2010年3月27日 奥多摩 大丹波川 真名井沢

メンバー:BTBAMさん、Kamiさん、ひろた
装備ザイル8mm×30m、靴:フェルト
地図:武蔵御岳、原市場、武蔵日原
概念図はこちら

まだ学生さんのBTBAMさんと初ジョイント。行先は昨年、誤って曲ヶ谷沢に行ってしまい入渓出来なかった
真名井沢に決定し、kamiさんもご一緒する事に。BTMAMさんはザイルワークを経験したいという事なので、
真名井上流にある10m滝で、懸垂下降を含めた一通りの流れをやるという、所謂ぶっつけ本番の訓練遡行となる。

4:18自宅発→(一般道)6:10新狭山駅→7:30とりがや橋
8:00出発→(左岸枝沢18m滝で登攀訓練)10:39(4:1)二俣→11:50奥の二俣→13:27稜線到着
→(赤杭尾根、真名井沢右岸枝沢下降)15:25とりがや橋

大丹波川にかかる真名井橋を渡らずに左の林道に入り、真名井沢の左岸に平行に進む。林道が右岸に渡る所が
基点となる”とりがや橋”。手前に駐車スペースが車3台分ある。BTBAMさんにハーネス等の取り付け等、一連の
装備装着を説明&チェックし出発する。

ガイドには”とりがや橋”から入渓と書いてあるが、堰堤が新たに5つ、6つ作られ、その上から入渓となる。
沢筋はいたって平凡。3m程度の小滝は、トレーニングがてら敢えて難しいところを行く感じ。BTBAMさんもなかなか
のセンスをしている。
とりがや橋手前駐車スペース
堰堤工事中の真名井沢
難しいところはありません。

左岸から18m滝が落ちているところで、ザイルワークの練習をすることにした。事前予習してもらった事を再確認しながら
確保の仕方、コール等、一連のチェックをしてBTBAMさんの確保で私がリードする。18m滝自体は枝沢なので、
殆ど未踏に近い。

グレードはW。ハーケン、カムで2つ支点を取り滝上に上がる。2ndでkamiさん。プルージック登攀をBTBAMさんに
教えてから登攀。最後にBTBAMさんがフォロー。ハーケン/カムの回収をして見事上がってきた。
滝上から2ピッチの懸垂下降で、実地訓練終了。本流遡行を続ける。
右岸枝沢18m滝
18m滝登攀
BATBAMさん見事初登攀

これから先、倒木のある4m滝は倒木を利用して直登。するとガイドに(4:1)とある二俣。水量比は2:1位。ここを左に
入る。すぐに現れる5m滝は直登ルートに残置ハーケンあり。私だけ直登したが、一回滑り落ち。ひざを擦りむいた。
慎重に登り返して突破。
倒木のある4m
二俣
5m滝

その後の小滝も快適に、登っていくが、70cm程の深さのある3m滝をkamiさんは取り付かず巻いてしまっため、一人で
悪い高巻きになってしまう。我々はその先の”奥の二俣”で、小雪が舞う中焚き火をしながら待機。。。
3m滝。寒いから濡れたくない私
落ちたくない
若さで突破のBATBAMさん

奥の二俣を左に入り、2,3小滝を超えていくと、杉の大倒木帯に入る。沢を埋め尽くす倒木群と堆積する雪に
辟易しながら進む。大倒木帯を抜けると雪に埋もれた沢筋を沢靴で登っていく。多少開けたところで左の窪に入り
ショートカット気味に赤杭尾根に向け詰め上がった。結局遡行図にあった10m滝は結局確認できず終了。
枝沢で登攀訓練しておいて良かった・・・
奥の二俣を左に入る
杉の大倒木帯
雪に埋もれた沢筋

時間は13時半。下降は赤杭尾根(あかくな尾根)を赤杭山手前まで下降し、そこから真名井沢右岸枝沢に入り下降する予定。
しばらく登山道を下降すると、林道工事現場に出くわす。1/25000地図で、”とりがや橋”を通る林道がなんと、ここまで
伸びているようだ。この林道を利用して少し進むと再び登山道が横断し957mピークを登山道で横切る。
ここから下ると再び先ほどの林道が現れるので林道利用で、真名井沢右岸枝沢に出たところで枝沢に急下降する。
(概念図参照のこと)
私と、BTBAMさんは何の問題も無く下降できたが、kamiさんはザイルをだして懸垂した。
伸びる林道
登山道が横断957mピークを目指す
真名井沢右岸沢筋へ下降

降りた沢筋は現役のワサビ田となっていた。畦道(?)を利用して下降。狙った通り真名井沢に出た。ここから2分ほどで
”とりがや橋”に到着する。
ワサビ田を下降
終了で〜す♪

P.S:真名井沢は初心者、初級者向けの沢だが、伐採による大倒木帯はちょっとうんざり。奥の二俣で右に入ると
   これを避けられるかもしれない。。。
   ザイルは20mあれば十分です。林道が伸びれば、林道奥に車をデポする事も可能かも。

概念図(クリックしてください)






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